交換日記には生理の悩みも
小学生のころ、私のクラスでは交換日記が流行っていました。そして、小学6年生になり初潮を迎えた子が多くなると、生理の悩みを日記で共有するように。「ナプキンの羽ありと羽なしはどう違うの?」「使ったあとのナプキンはどうやって捨てるの?」などなど。口では言いにくいことも、日記に書くだけなら恥ずかしくないという考えだったのだと思います。
交換日記がない!?
そんなある日、ひとりの友だちが日記を落としてしまったのです! 日記には生理についてのほか、好きな男子は誰かなど秘密の話がたくさん書かれていたため、「誰かが拾って読んでしまったらマズい」とみんなで血眼になって日記を探しました。
結局、友だちは返却した図書室の本の間に日記を挟んでしまっていたよう。探している間は、子どもながらに生きた心地がしなかったのでした。
中学生になると、交換日記ではなく手紙交換をするようになりましたが、手紙にも「生理痛がつらい」など生理の悩みを書き合い、共有していたのを覚えています。
今でもたまに交換日記や手紙を読み返すことがありますが、子どもなりに生理に一生懸命向き合っていたなと懐かしくなります。
著者:石井せつ子/30代女性・20年以上、医療事務として勤務中。バセドウ病や子宮内膜症を患い、自身のエピソードが誰かの励みになればと思い発信している。趣味は、彼と一緒にプロレス観戦!
作画:まっふ
監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年12月)
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