妻と娘を置いての出張
結婚当時から、いろいろなことに対して「いいじゃないそれくらい」と無頓着な妻。子どもが生まれてからも、体調のすぐれない子どもを連れてお出かけするなどたびたび無責任な言動がチラホラ見られました。本人は、「ちょっと友だちとお茶しに行っただけ」と悪びれていないのも悩みの種でした。
私はこれまで、よくよく注意して娘と家を守ってきたのです。そして、ようやく娘が中学2年生に。娘は娘で、14歳にもなるというのに注意散漫で忘れ物や遅刻もしばしば。反抗期も始まって、なかなか会話もできない感じです。
そのため、今回自分が遠方に長期出張に行くことが決まり、私は本気で心配していました。
「あの2人だけで何週間も生活するなんて、大丈夫か……? いや、過保護になるな! これはいいチャンスなんだ、妻と娘を信じよう!」と……。
娘からSOS!
その出張が始まって数週間後。普段は返信すらしてこない娘から、突然メッセージが入りました。
「お父さんごめん、私やらかしちゃった……」
「いま病院なの」
「事故にあっちゃって」
「母さんはどうした??」
「知らない」
驚いた私が娘に電話をかけると、自転車に乗っていてブレーキが利かず、対向車線で一時停止していた車両とぶつかったのだとか。検査の結果、幸い打撲と擦り傷で済んだ様子ですが、病院から帰宅するのに大人の迎えが必要ですし、車の持ち主や警察との話し合いもあるはずです。
「お父さんは出張中だから戻ってこれないよね?」と聞かれ、妻の居所を確認したのですが、娘は「お母さんはどこかに出かけて、もう2週間くらい帰ってこない。連絡も取れない」と言うのです。
私は仰天して、娘に事情を問いただしました。
発覚した事実とは?
聞けば、私が不在になってから、妻は毎日遊び歩いた挙句に外泊を続けている様子。
「お父さんに黙っていたらお小遣いをあげるって言われたけど、全然くれないし。自転車が壊れているのも知っていたのに……」
私は急いで義両親と私の両親に連絡を取り、その夜のうちに娘を引き取りに行ってもらいました。そして仕事を中断して探偵を雇い、妻の素行を洗いざらい調べさせたのです。
判明したのは、妻がホストクラブに入り浸って散財していた事実。おまけにその中の1人と懇意になり、不倫するまでに至っていました。
ようやく連絡が取れた妻は、「友だちのところに数泊していただけだし、娘も中2なんだからいいじゃない」と言い訳をしていましたが、問答無用です。
私は、出張明けにすぐ、不貞を働き娘を危険な目に遭わせた妻と離婚。当然娘を引き取り、慰謝料も請求しました。母親ではなく父親のほうが本当に自分のことを案じていると信じてもらえるよう、これからは父娘で支え合って生きていこうと思います。
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昔から無責任だったという妻。大事にいたる前にいろいろ判明し、無事に離婚ができてむしろよかったのかもしれませんね。反抗期の娘も母親を反面教師にして改心し、父親思いの子になるといいですね。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
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