ブロッコリーが人気の理由
ブロッコリーは年中店頭に並ぶ人気の野菜ですが、近年その消費量が伸びており、2026年には指定野菜に追加される予定です。指定野菜が増えるのは実に約50年ぶりのこと!
ブロッコリーは、野菜の中では珍しくタンパク質が豊富で、栄養価が高いため、多様な料理に使える点が人気の理由だと思います。
私の周りでも「ブロッコリーが大好き」という方は多くいますが、「ブロッコリーが嫌い」という方は一人もいません。
野菜嫌いがひどいうちの娘もブロッコリーは好きみたいで、しっかり食べてくれます。栄養豊富なのに嫌いな人が少ない野菜は珍しい気がしています。
黄色くなったブロッコリー食べていい?
SNSで発信活動をしていると、よくフォロワーさんから「ブロッコリーのつぼみが黄色くなってしまったんだけど、もう捨てた方が良いですか?」と聞かれます。
食べてもいいが、味が落ちている可能性あり
答えを先にお伝えすると、黄色く変色してしまったブロッコリーは食べても問題ありません。
ブロッコリーが黄色くなる原因は、つぼみが開き、花が咲き始めていることによって黄色くなるからなんです。ブロッコリーなどのアブラナ科の野菜の多くは黄色い花を咲かせます(白や紫色の花を咲かせる品種もあります)。
花が咲き始めているだけで、腐ったり傷んだりしているわけではないので、食べても問題ありませんが、苦味があり味が落ちることがあります。また、固く食感も悪くなってしまうため、花が咲き始めたブロッコリーは早めに食べた方が良いでしょう。
紫色のブロッコリーは避けた方が良い?
冒頭にも書きましたが、紫色のブロッコリーを避ける必要はありません。
その理由は紫色の正体がアントシアニンだからです。アントシアニンには、抗酸化作用や美容効果が期待できます。
ブロッコリーはストレスを受けると、ブロッコリーに含まれるアントシアニンが合成され、表面が紫色になるんです。
また冬に紫色に変色したブロッコリーは寒さにさらされた結果、紫色に変色した可能性があります。寒い環境で育ったブロッコリーは糖を生成して甘くなっているので、冬の紫色のブロッコリーは甘くて美味しいと覚えておくと良いくらいです。
とはいえ、紫色のブロッコリーは消費者から避けられる傾向があるため、アントシアニンフリーという紫色に変色しにくいブロッコリーの品種が開発されて流通しているので、紫色のブロッコリーには出会いにくくなっています。
ブロッコリー買うなら「紫色」「緑色」で!
ブロッコリーを買う時は、紫色か緑色のものを選びましょう。定価販売されている場合は黄色のものは避け、見切り品や割引品であれば、多少黄色くても選択肢に入れて良いでしょう。
今回はブロッコリーの色による選び方について解説しました。ぜひ今回の情報を参考に、ブロッコリーを選んでいただけると嬉しいです。