友人家族に手料理を振る舞う夫
わが家に友人家族が遊びに来た日のこと。たまにしか料理をしない夫が、この日は「自分が釣った魚を調理したい!」と張り切り、昼ごはんを担当してくれることに。
夫はあれこれ口出しされるのを嫌うタイプなので、私は献立を聞かずに、すべて夫に任せていました。
お昼になり、料理ができたようで「そろそろ食べようか!」と夫が声をかけてくれたので、私たちは食卓へ。
すると、テーブルに並んでいたのは、お刺身と煮魚のみ……。
おなかが膨れないおもてなし料理
「昨日釣った魚でさ」と得意げに説明する夫。友人は興味深そうに聞いていますが、私はその量が心配になりました。お店で食べると何千円もするというお魚ですが、量があまりにも少ないのです。
仕上げに、その場で熱々のごま油をかけてくれて、ジューッと香ばしく、見た目は華やか。しかし、私たち家族4人、友人家族は3人。合計7人分の食事の量とはとても思えません。
友人は「お店みたい」と喜んでくれたのですが、友人のおなかは膨れたのかと心配でした。
急きょたこ焼きを追加して…
そこで急きょたこ焼きを作ったところ、今度は子どもたちに大好評。夢中で食べる子どもたちを見て、友人は「子ども優先でいいよ」と言い、たこ焼きを食べるのを遠慮していました。
やがて食事を終え、お菓子を出すと、バクバクと食べ始めた友人家族。その様子に、「やっぱり少なかったんだ……」と私は思いました。
一方で夫は、おもてなし料理を作って出せたこと自体に満足したようで、自分はほとんど食べておらず、量の少なさは気にしていない様子。
友人か家族が帰ったあと、夫は「おいしかった?」と聞いてきたので、私は「量が全然足りないよ! 凝った料理を作るのはいいけど、おなかいっぱいになることも考えないと!」と指摘。すると夫は「俺もそう思ったよ」と反省していました。どうやら量が少ないことは認識していたようです。
釣った魚を使って凝った料理を披露した夫ですが、量が足りなかったことについては失敗したと思ったそうです。おもてなし料理は“味や見た目”だけでなく、“おなかを満たしてもらうこと”も大切だと改めて学びました。
著者:新谷けご/40代女性。2013年生まれの娘、2015年早生まれの息子と夫の4人暮らし。年子育児に振り回されっぱなしの毎日です。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年2月)
※AI生成画像を使用しています