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義妹にそっくりな姪っ子を溺愛する夫→「ごめんね、パパ」比較され傷ついた娘、夫に強烈な制裁を下す!

夫の妹は、昔から町内でも有名になるくらいの美女。そんな妹の遺伝子を受け継いだ姪っ子も美少女で、キッズモデルのオーディションに参加するなどしてデビューを夢見ています。

夫はそんな姪っ子を溺愛していて、自分にも同じ年ごろの娘がいるというのに、いつも話題は姪っ子のことばかり。たまに娘の話をしたかと思うと、姪っ子を持ち上げるために比較するだけなんてこともしばしば……。

 

今日も夫は、義実家で一族が集まったときの写真を見ながら、姪っ子の隣に立つ娘を「姪っ子の引き立て役にしかならない」とつぶやいていました。

 

親のひいき目はあるかもしれませんが、わが子も目鼻立ちが整っていて姪っ子と並んでも劣っているとは思えません。そして、年齢や性別に関係なく自分の容姿を悪く言われると誰でも傷つくので、いい加減そういった発言はやめてほしいと夫には強く抗議しましたが、伝わっているかどうか……。

 

 

娘が突然の大抜擢!?

そんなある日のこと。ママ友が経営するカフェで町のプロモーションビデオを撮影することになり、私と娘にエキストラとして出演してくれないかと連絡がありました。

 

お礼にカフェで提供しているケーキの中から、好きなものを食べられると聞いて、私も娘も快諾。他の出演者の方も、ママ友の知り合いや役所の職員の方などで、アットホームな雰囲気の中での撮影となりました。

 

私と娘は特に演技をしたわけでもなく、親子でケーキを食べているところが映り込む程度だったのですが……。撮影終了後、なんと撮影を指揮していた監督から、今度は町内のイベントのポスターでモデルをしてほしいと娘が声をかけられたのです。

 

娘に聞いてみると、やりたいと前向きな返答だったので、私はさっそく夫に相談。すると「本人がやりたいならいいんじゃない? でも、モデルデビューしたい姪っ子を差し置いて、うちの子がデビューするのは図々しいような……」と、謎の発言。

 

ここでも姪っ子……。私は思わず「どうして普通に応援してくれないの? もうちょっと娘を大事にして!」と怒りをぶつけてしまいました。とりあえず、夫の了承はもらったので、監督からのお話は受けることにしたのですが……。

 

 

もう私はパパの子をやめる

翌日。私の塩対応っぷりに、さすがの夫もマズイと思ったようで、仕事中にもかかわらず、謝罪のメッセージを送ってきました。しかし、反省したのは一瞬だけでした。

 

「姪っ子は妹に似てかわいいんだよ♡」
「それに比べてうちの子は……」

と相変わらずの様子。しかし、夫はこの後、言葉を失うことに……。

 

「ごめんね、パパ」
なんと、私がスマホを家に置いたままお隣さんに回覧板を持って行っている間に届いたメッセージを、タイミング悪く娘が見てしまったのです。

 

「え!?」
「ブスな娘よりかわいい娘のほうがいいだろうから、もう私はパパの子をやめる」と、娘は夫に送り、そのまま家を出て行ってしまったのです。

 

すっかりお隣さんと話し込んでしまった私が家に戻ると、スマホには夫からの着信が数十件。夫から経緯を聞いた私は、とにかく娘が行きそうな場所を手当たり次第探すことに。夫にもすぐに会社を早退するように伝えました。

 

 

娘は子どもをやめて、私は妻をやめた結果

結局、娘が見つかったのは夫が帰宅して、しばらくしてからのこと。ひとりでバスに乗って義実家へ行っていました。娘はこれまでのことをすべて義両親に話したようで、義両親から話を聞いた義妹も含めて義家族一同が夫に激怒。

 

人の気持ちもわからないような人に大事な孫を預けられないと、義両親から私との離婚を迫られる事態になりました。

 

夫はここにきてようやく自分の行ないの愚かさに気づいたようですが、時すでに遅し。私は義両親と娘に背中を押され、離婚を決意しました。夫は離婚を拒否してきましたが、私と娘の意思が固いことに観念して、しぶしぶ承諾。離婚に至りました。

 

元夫は、毎月養育費を送金してきて、娘の誕生日やイベントごとに必ずプレゼントを贈ってきますが、今のところ娘から許しは得られていません。

 

実の父親に他人と比較されてけなされ、一時期は相当落ち込んでいた娘ですが、町内に貼られたポスターの評判がよかったことで、少しずつ自信を取り戻しつつあります。一度きりの人生、娘には思う存分自分をかわいがってほしいと思います。

 

◇ ◇ ◇

 

子どもにとって親は、愛情や安心、信頼を与えてくれる存在であるはずが、よりによって他人と比較されてけなされるなんて、深く傷ついたことと思います。心の傷が癒えるにはまだ時間がかかるかもしれませんが、その分、心の痛みを理解できるやさしい子に育ってくれることでしょう。自信を取り戻して幸せに暮らしてほしいですね。

 

 

【取材時期:2025年2月】

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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    ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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