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「ふくらはぎに異変!」出産のせい?それとも加齢?まさかの診断は【体験談】

35歳で第1子を出産した直後から左ふくらはぎの痛みが出現。すぐに整形外科を受診しましたが、明確な原因はわからず様子見ということになりました。その後、育児に追われて目まぐるしい日々を過ごしていく中で、痛みはなくなっていきました。しかし、それから7年がたった42歳のころ、徐々に痛みがぶり返してきたのです。そのまましばらくは生活していたのですが、やはり気になったため再度病院を受診。そこで、驚きの病名が判明したのです。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師中村 光伸先生
光伸メディカルクリニック院長

医学博士。整形外科医の知見から骨の仕組み、体の動かし方を活かした骨のトレーニングを提唱する骨の専門医。骨の強化と全身の機能回復を両立する「骨たたき」を考案。若々しい体を取り戻す「リバースエイジング」の専門家としてメディアにも多数出演。著書に『医者が考案した骨粗しょう症を防ぐ1分間骨たたき』(アスコム)。
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痛みの原因は妊娠出産に伴う姿勢の変化によるもの

私は35歳で初めての出産を経験した際、妊娠中からさまざまな体の変化を感じ、うれしく思うこともあれば、「妊娠によるものじゃないかもしれない。このままだったらどうしよう」と不安に思うこともありました。感じていたさまざまな変化は、出産後、うそのようにほとんどなくなっていき、ホッとしたのもつかの間、出産して1カ月がたったころ、少しずつ左ふくらはぎの下辺りに痛みを感じるようになりました。

 

日常生活には支障はないものの、なかなか痛みがなくならないため、子どもを母親に預け、整形外科を受診しました。病院でX線検査を受けたところ、そのときは特に明確な原因はわかりませんでした。医師からは、妊娠中はおなかが大きくなることで姿勢も変わるから、負担が掛かったのかもしれないと言われました。たしかに、脚だけではなく腰が痛くなることも多かったため、負担はあったと思います。

 

その後は、湿布をしながら日々の育児に追われる日々を過ごしていたのですが、ふと気付くと痛みをまったく感じなくなっていました。「やっぱり妊娠中の姿勢が原因だったんだ」と思い、痛みがなくなったことに安心していました。

 

しかし、それから7年ほどたったころ、左ふくらはぎの同じ箇所に違和感が出始めました。

 

ぶり返した痛みの原因は加齢!?

違和感は少しずつ痛みに変わっていきました。初めは、過去に病院を受診したこともあり、「何も見つからなかったからまた少し様子を見よう」と思っていたのですが、なかなか痛みが引かず、さらには腫れてきたため、再度病院を受診することにしました。

 

前回とは違う病院だったのですが、そこで診断されたのが「アキレス腱周囲炎(アキレス腱とその周囲に炎症や変性が起こり、痛みが生じる病気)」でした。

 

7年前に受診したこと、X線検査では何もなかったことを伝えましたが、そのときには何もなくても負荷が蓄積されて症状として現れることがあると言われました。そして、それは年齢とともに現れた可能性があるとのことでした。加齢によりアキレス腱周囲の柔軟性や血行が悪くなったようです。

 

私の場合は、特に7年前に1度症状として現れていたため、元々悪かったところに負荷の蓄積と加齢が影響して痛みが出たのかもしれないとのことでした。しかも、私には運動習慣がほとんどなく、それも要因の1つだと言われました。

 

 

とりあえず安静&ストレッチが大事

病院ではまず痛みをなくすため、冷やして過度な運動を避けるようにと言われました。そして痛みが引いたら少しずつストレッチをするようにとのことでした。元々運動量が少ないため、まずはあまり左脚に負担を掛け過ぎない姿勢を意識して生活することから始めました。毎日湿布を貼り替え、やや右足重心の姿勢を取りながら1週間ほどを過ごしました。すると次の受診のときには痛みは残っているもののだいぶ減り、日常生活の中でもあまり気にならないようになっていました。

 

そして、その次の段階として、整形外科で教わったストレッチをおこなうようになりました。また痛みがぶり返したら困るなと不安になりながらも、少しずつ左のアキレス腱を伸ばすストレッチを始めました。すると不思議なもので、1カ月ほど続けると痛みもほとんどなくなり、特に姿勢を意識することなく日常生活を送れるようなったのです。痛みのない日常生活に戻れたうれしさと同時に、やはり病院を受診することは大事だなと改めて思う出来事でした。

 

まとめ

痛みが引いて3カ月たった現在もストレッチは続けています。元々は加齢によるアキレス腱周囲炎のリハビリがきっかけなのですが、新たに運動を始めるのは私の今の生活サイクルの中では難しかったのですが、その点、ストレッチは気軽にできて良いです。加齢はこれからも避けることができないので、再び痛みがぶり返さないようストレッチを続けていきたいと思います。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

著者:三曾田ねぎ子/40代女性。会社員の夫、やんちゃ坊主の長男、口だけ達者な長女と4人家族。夜寝る前の1人晩酌が心安らぐ唯一の時間。

イラスト/ののぱ

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年2月)

 

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