私は2人の男の子を母乳で育てたのですが、1年くらい授乳を続けるうちに右のおっぱいだけが大きくなってしまいました。今回は左右のおっぱいで差が出てしまったときのお話と対策としてやってみたことをお話ししたいと思います。
右のおっぱいをよく飲んだ長男
長男を出産後、初めての授乳は慣れないものでした。産院でお世話になった助産師さんには左右のおっぱいを交互に10分くらいずつ飲ませるように教えてもらいました。しかし長男は、右のおっぱいは10分くらい飲んでくれるのですが、左のおっぱいは3分くらいで離してしまうのです。
最初はおなかがいっぱいなのかな? 私の飲ませ方が下手なのかな? と思っていました。そこで抱くときの角度を変えてみたり、おっぱいを下から支えてみたりしましたが、効果はありませんでした。
いろいろ工夫をしてみたけれど…
助産師さんの助言で、先に左のおっぱいから飲ませた後、右のおっぱいを飲ませることにしてみました。長男もおなかがすいているので左のおっぱいを少し飲んでくれましたが、やはり3分くらいで離してしまうのです。助産師さんに診てもらっても左のおっぱいの出が悪いわけでもなく、乳首にも問題はありませんでした。
長男の頭の向きやおっぱいとの顔の距離を工夫してみたのですが、結果は変わらず……。どうしても左のおっぱいが残ってしまい、張って痛くなるので授乳後搾乳していました。
左右のおっぱいの大きさに変化が!
長男の授乳は2歳まで続きました。その後も長男の母乳の飲み方は変わらず、右のおっぱいばかりをよく飲んでいました。産後6カ月くらいから、徐々に左右のおっぱいの大きさが変わっていき、右のおっぱいだけが大きくなってしまったのです。
大きさとしては、右のおっぱいが大人の味噌汁のお碗くらいの大きさ、左のおっぱいは子どもの味噌汁のお碗くらいの大きさでした。そして次男もまた同じように右のおっぱいを良く飲んだので、最終的に右のおっぱいが大きいままになってしまったのです。
授乳するまで、左右のおっぱいの大きさが変わってしまうことがあるなんて知らなかったので、とてもびっくりしました。私の抱き方や飲みやすさなどの要因があったのかもしれませんが、なぜ右のおっぱいよく飲んだのか、理由はわかっていません。卒乳した今でも左右のおっぱいの大きさは違うままですが、子育てのいい思い出になっています。
著者:川本 千華
発達障害の長男、兄が大好きな次男を育てる2児の母。元ピアノ講師。自身の経験を活かし音楽・発達障害に関するライターとして活動中。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。