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「借金持ちは論外」と僕を怒鳴る婚約者の父親。話にならないので、僕「借金持ちは彼女」父「へ?」

会社員の僕にはA子という彼女がいて、プロポーズをしたところ、見事に成功しました! さっそく、彼女の両親にあいさつすることになったのですが、数日前からA子の態度がよそよそしくなって……。

「借金持ちは論外」と僕を怒鳴る婚約者の父親。話にならないので、僕「借金持ちは彼女」父「へ?」

 

プロポーズしたものの…

1歳年下のA子とは、同僚に誘われた合コンで出会いました。A子から何度もアタックされ、気づけば付き合うことに。付き合ってみると、彼女はまさに僕の理想のタイプで、結婚についても考えるようになったのです。

 

「A子、僕と結婚してください!」

 

そして先日、ついにプロポーズを決行。数日後にOKの返事をもらい、僕たちは晴れて婚約者に! A子の両親へあいさつをする日も決めました。

 

ただ、A子には前々からある夢があり、そのことについて事前に話し合う必要があると感じた僕。しかし、A子にそのことを伝えると、急に彼女の態度がよそよそしくなり、デートを何度もドタキャンされ、会えない日々が続きました。

 

僕を怒鳴るA子の父親

そんな状況ではあったものの、プロポーズをしてから2週間後、いよいよ彼女の実家を訪れる日に。緊張しながらも、僕はA子の両親に「A子さんとお付き合いしています」とあいさつしました。

 

しかし、A子の父親は僕を見るなり眉をひそめて強い口調で言いました。

 

「この結婚を許すわけにはいかない!」

 

僕が驚いていると、A子の父は「フリーターで借金持ち? そんな男は論外だ。結婚は認めん。就職してから出直してこい!」と続けます。

 

その言葉に僕は耳を疑いました。「フリーター? 借金?」と訳がわからなかったのですが、A子の父親はその後も激しく反対。

 

「この話はなしだ! 自分の立場をわきまえたまえ!」

 

ものすごい剣幕の父親。僕は誤解を解くためにも、単刀直入に「A子の夢」の件を話すことにしました。

 

A子の実家に来た本当の理由

「実は僕、A子さんに起業したいから投資してほしいと頼まれ、数百万円を貸しています。キッチンカーをやるのが夢だというから、支援したんです」

 

寝耳に水といった感じの父親と、気まずそうな表情をするA子。2人に対して、僕は続けます。

 

「ところが、お金を貸してから1年以上経つのに、夢は形にならず……。どうなっているのでしょうか? ちなみに僕は借金もありませんし、フリーターでもありませんよ」

 

父親は面食らった表情で「へ? それはどういうことだ!?」とA子を問い詰めます。「お前は父さんと母さんに、『彼はフリーターで借金もしているが、それでも好きだから絶対に結婚したい。挙式費用を援助して』って言っていたよな?」と言われたA子は、「えっと、それは……」と口をもごもご。

 

「今日伺ったのは、結婚のお許しを得るためではなく、まずは投資のことを確認しておこうと思いまして……。また、最近の彼女の言動には不可解なことが多く、知人の探偵に調査を依頼しました」

 

そして僕は、探偵が提出してきた写真や動画を公開。そこには、A子がホストクラブに出入りしているシーンがバッチリ写っていました。しかも、週に何度もです。

 

「な、な、な、何だこれは……!」と父親は仰天。

 

「残念ながら、起業したいという話はウソで、このホストにつぎ込むための資金を僕から巻き上げていたようです。プロポーズを受け入れたのも、親御さんから結婚費用をせしめるため。A子、そうだよね?」と言うと、A子は真っ青になって言い訳を始めました。

 

「ご、ごめんなさい……。ホストにはまって、どうしてもお金が必要だったの!!」と、A子は号泣したのです。

 

結婚は破談になり…

こうして、僕とA子の結婚は破談に。A子の父親は「娘が大変なことを……」と僕に平身低頭で謝罪。僕への借金は両親が肩代わりしてくれるとのことですが、A子は他の人からもお金を借りていたよう。両親はA子がもうホストへ行かないよう、ひとり暮らしの家から実家に呼び戻し、真面目に働くよう監視しているそうです。

 

一方、僕はこの一件でひどく傷つき、今はまだ新しいパートナーを見つけることは考えられません。しかし、真面目に生きていればきっとステキな出会いがあると信じ、焦らずに過ごそうと思います。

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

 


 

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