こだわりが強く神経質な夫
私はわりと大雑把な性格で、夫も交際中からわかっていたはずなのですが、こだわりが強いためか気に入らないことがあると怒鳴ることが増えました。
「私がちゃんとできていないからいけないんだ」と反省する毎日でしたが、次第に夫から「これから帰る」と連絡が来ると、情緒不安定になる自分がいました。
「部屋を片付けなくちゃ」「夕飯の味は大丈夫かな」など、今日は何を指摘されるんだろうと不安になってしまうのです。もちろん機嫌良く過ごして楽しい日もあります。その楽しい日があるから、「結婚は間違っていない」と自分を納得させていたのだと思います。
しかし、娘が大きくなるにつれて、娘も夫の顔色をうかがっていることに気付きました。私だけならと思っていましたが、娘にまでこんな思いをさせていたことが本当に申し訳なく思いました。
現在は、自立を目標に仕事を始め、新たな一歩に向けて模索中です。将来離婚するかはまだわかりませんが、いつでも「離婚しましょう」と言えるようになろうと考えてから気持ちが軽くなり、今は前向きに将来に向けて頑張っています。娘が味方でいてくれるのも心強く、夫の機嫌が悪いと表向きは謝りますが、裏で娘と笑い合えるのが救いです。
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「こんな人じゃなかった」というエピソードを聞くと、「わかってて結婚したほうが悪い」なんていうコメントを目にして、昔は私自身もそう思っていました。でも実際は、結婚して一緒に住んでみないとわからない相手の一面は、実はたくさんあることを身をもって痛感しました。
著者:藤田なお子/30代女性・会社員
イラスト/さくら
夫の職場から突然の連絡
ある日、夫の会社から電話が入りました。「夫くん、今日来てないんだけど何かあった? 携帯もつながらないんだよね」とのこと。突然のことで驚きましたが、「とりあえず夫に連絡してみます! 申し訳ありません」と伝えて電話を切りました。
すぐに夫の携帯に電話をかけてみたのですが、電源が切られているみたいで全然つながらず……。メッセージを送っても既読になりません。最近、同僚から嫌がらせや暴言を受けたと聞いていたので、一気に不安が襲ってきました。
お昼になっても連絡が全然取れず、どうしたら良いんだろうと考えていたとき、私の兄からたまたま電話がありました。「どうしよう!」と焦りながら現状を伝えると、兄は黙って聞いてくれて「警察に行ってすぐ捜索願出してこい!」と言いました。
私は子どもを連れて急いで警察へ向かいました。警察の方も親身に聞いてくれてすぐ捜索願の手続きをしてくれました。「連絡があるまで自宅にいてください」と言われ、自宅で子どもと待つことに。
夕方には義両親にも連絡をし、現状を伝えました。そして夜中に警察から連絡があり、「無事に発見して保護しました」とのことで一気に力が抜けました。夫はあろうことか、かなりの距離を1日運転していたようでした。ですが、迎えに行って無事に会うことができました。夫に多くを聞くことはしませんでしたが、心が疲れていたのかもしれません。長い1日でしたが、夫婦の絆が深まった1日でした。
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普段は夫に対して少しイラッとしていたものの、いきなりいなくなってしまうとこんなにも不安になり、つらく悲しいことなのだと実感。家族の大切さを学びました。あと警察にすぐ相談して本当によかったと思いました。全国の警察署に情報を共有し、Nシステム(自動車ナンバー自動読取装置)からどこに向かっているかなどを探せるようです。警察の力はすごいと思いました。
著者:松田ゆき/30代女性・主婦
イラスト/Ru
男性ファーストが当たり前
夫の実家の男性陣は、いつも夕方からお酒やおつまみ、お刺身を食べながら晩酌し、嫁たちは子どもの面倒を見つつ、夕食作りをします。私たちが食べるころには、お刺身は食べかけ。すっかり常温なってしまい、おいしくありません。
そして、食後には談笑が始まります。1~2時間後にやっと女性陣は皿洗いや片付けに取りかかります。そんな私たちを見て、男性陣は何とも思わないのかと不思議でした。似たような経験をした人たちの記事を見ると、思わず共感したりスカッとしたりします。
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時代は移り変わっているのに、どうして妻の実家でも夫の実家でも、夫はおもてなしされる側なんだろうとずっと思っていました。義家族は良い人たちですが、「女性が家事をして当たり前」の感覚は、私には理解できません。
著者:柴田智子/40代女性・主婦
イラスト/マキノ
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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