記事サムネイル画像

紛失したはずの母の財布が…父が母の病院に付き添って来た魂胆は #母の認知症介護日記 174

「母の認知症介護日記」第174話。アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。

ワフウフさん姉妹が何度言い聞かせても父と出かけてしまう母・あーちゃんに対し、それが認知症のせいだと頭ではわかっていながらも、ワフウフさんはイライラが隠せなくなっています。そんなワフウフさんに、姉・なーにゃんは「あーちゃんを怒るのは逆効果だと思う」と言います。姉の言葉を受け止め、今はとにかく信頼関係を保つことが最優先だと気づいたワフウフさんは、あーちゃんにはやさしく何度でも伝えるようにしようと思いました。しかし、あーちゃんが発した「自分の夫がひどい人だなんて思いたくない」という言葉に、あーちゃんの本音を見てしまったような気がして、複雑な気持ちになってしまいました。

お財布をなくし、手ぶらで病院へやって来たあーちゃん。しかし、なぜか保険証ケースの中には3万円ほどの現金が入っています。このお金が一体どこからきたお金なのかは不明ですが、あーちゃんはお財布を持っていないことをすっかり忘れていて、いつものようにお会計をしようとしてお財布を探し、お財布がなくなっていることに気づく……という流れを何度も繰り返していました。でも、父はあーちゃんのこんな状態よりも、ワフウフさん姉妹と会っているときの支払いを誰がしたのかということにしか興味がないようで、ワフウフさんはウンザリしています。

 

母の手に握られていたのは……!?

#母の認知症介護日記 174

 

このところ、金曜日に父とお出かけをしてしまうことが多いあーちゃんを心配して、土曜日に姉が電話をかけたところ……。意外にもあーちゃんが激怒していました。

 

※たんたん:ワフウフさん姉妹の父、あーちゃんの夫

 

#母の認知症介護日記 174

 

どうやら、父がしつこく私たち娘の悪口を言ってきたのが耐えられなかったようです。

 

#母の認知症介護日記 174

 

こんなことを言われたりもしたけれど、それでも助けを求めてくれていました。

 

 

#母の認知症介護日記 174

 

あーちゃんいわく、言いたいことはすべて言ったとのこと。

 

#母の認知症介護日記 174

 

父は、キレるあーちゃんに驚いたようで……。

 

#母の認知症介護日記 174

 

たじたじだったらしいです。

 

 

#母の認知症介護日記 174

 

そして、いつの間にか2つ同時にあーちゃんのお財布は見つかっていました。ただ、現金の金額が若干合わず、それが父によって抜かれたのか、あーちゃん自身が隠したのかは不明です。でも、保険証と診察券と診察予約券の3点セットはまだ見つかっていません。

 

#母の認知症介護日記 174

 

最悪の場合、また姉が女優並みの演技をする日がくる!? と思っていたら……。

 

#母の認知症介護日記 174

 

ついに父があーちゃんの付き添いで病院にやって来ました。

 

 

#母の認知症介護日記 174

 

そこで気づいてしまったのです……。

 

#母の認知症介護日記 174

 

あーちゃんの手に保険証が握られていることに。それ、どこから出てきました……??

 

 

ここのところ、金曜日は父に誘われるがまま一緒にお出かけをしてしまうことが多いあーちゃんを心配して、姉が土曜日の朝に電話をしてみると……。なんと、あーちゃんがめずらしく激怒していました。どうやら、あまりにもしつこく娘たちの悪口を言う父に対し、あーちゃんがキレちゃったみたいです。父は想定外だったのか、たじたじだったらしいです。あーちゃんがいつもそんなふうにハッキリ言いたいことを言えればよかったのに……と、無理だとわかっていながらも思ってしまいました。

 

そんななか、パニック状態のあーちゃんに振り回されたお財布紛失事件が、いつの間にか解決していたことが判明。お財布は2つとも見つかっていました。しかし、財布に入っている金額が微妙に合いません……。父が抜いたのか? それともあーちゃんが警戒して隠したのか? ……もう、あれこれ考えるだけで何もわかりません。

 

しかし、保険証と診察券と診察予約券の3点セットはいつまでも見つからないまま、次の通院日を迎えてしまいました。こうなったら、病院の受付に直接訴えかけるしかないと思い、姉が早めに病院へ行くと……。あーちゃんは、父と一緒に病院に来ていて、その手には保険証が握られていました。……それ、どこから出てきたの???

 

--------------

お財布や病院の受診に必要な3点セットが見つかったことはよかったと思いますが、過程が見えないのはちょっとモヤモヤしてしまいますね。そして、ついに父が一緒に病院へとやって来ました。何をするつもりかはわかりませんが、大きなトラブルに発展しないように祈りたいですね。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

シニアカレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように!

 

ベビーカレンダー記事制作の取り組み
  • \ この記事にいいね!しよう /
    シェアする

    • コメントがありません

    この記事の著者
    著者プロファイル

    マンガ家・イラストレーターワフウフ

    昭和を引きずる夫、成人した息子娘を持つ50代主婦。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。2019年一般の部にてAmebaブログオブザイヤー受賞。 2023年4月、書籍「アルツフルデイズ 笑いと涙の認知症介護」発売。

    同じ著者の連載

    新着記事が配信されたら、メールやプッシュ通知でお知らせ!

    同じジャンルの連載

    もっと見る
  • 気になる記事をまとめ読み

    人気連載

    新着連載

    連載完結

    もっと見る

    注目記事を探す

    人気記事ランキング

    アクセスランキング
    コメントランキング

    お得な無料キャンペーン

    マンガの新着記事

  • PICKUP

    同じジャンルの
    連載を読む