母と育児方針が合わない…
注意する私に母はいつも「気にしすぎ」「あんたもこうして育てたんだから大丈夫」と言って、真剣に聞こうとしてくれないのです。少し呆れた口調で「あんたは神経質すぎよ」と言われることもあり、私はけなされているように感じ、だんだんと母の行動に目をつぶるように……。その結果、クセがつかないようにと控えていたおやつやジュースは当たり前になり、味の濃い食べ物を母が勝手に与えることもありました。
娘が1歳半のある日のことです。実家に預けている娘を迎えに行くと、何かを食べながら「オエオエ」と苦しんでいるところを目撃。母は台所にいて気づいておらず、私は驚いて「ちょっとお母さん! 娘ちゃんが苦しんでる!」と叫び、慌てて食べている物を出させようと背中を叩きました。すると娘の口から出てきたのは4cm四方ほどの大きなパンのかたまり。娘は咀嚼が苦手だったので、大きめの食べ物を与えるときにはいつも食べやすいひと口サイズに切っています。そのことは母に何度も伝えていましたが、やはり今回もお決まりの「そのくらい大丈夫」で、与えたようです。私は「だからいつも切れ目を入れてって言ってるでしょ!?」と強めの口調で母に伝えました。すると今回ばかりは母も反省したのか、「ごめんなさい。今度から気をつけるわ。孫ちゃんもごめんね……」と言ってくれたのでひと安心。幸い、娘はすぐにパンを口から出したので、ことなきを得たのでした。
しばらくは反省した様子の母も、時間が経つといつものように「このくらい大丈夫」と言って子どもたちに接してくることも。そのたびに今回の出来事の話を思い出してもらい「子どもたちを守るため。ダメなことはダメだよ」としっかり伝え、戦っていこうと心に決めました。
◇ ◇ ◇
娘さんが無事で本当によかったです。
もしお子さんが喉に物を詰まらせてしまったら、すぐに119番通報をし、以下の応急処置をおこなってください。
<意識がない、呼吸がない場合>
心肺蘇生(気道確保・胸骨圧迫)をおこないます。
※母子健康手帳に方法が記載されています。もしものときのために、日ごろから手順を把握しておくと安心です。
<1歳以上の子どもの場合>
腹部突き上げ法(ハイムリッヒ法)をおこないます。
①子どもの背中側から救護者の両手を回す
②みぞおちの前で両手を組み、勢い良く両手を絞ってぎゅっと押す
<1歳未満の乳児の場合>
①救護者が膝を曲げ(もしくは椅子に座り)、太ももの上に子どもをうつ伏せに抱きあげる
②子どもの背中の、肩甲骨の間のあたりを手のひらで5~6回強く叩き、詰まった食品を吐き出させる(背部叩打法)。
それでも窒息が解除できない場合や意識がない場合には……
③子どもをあお向けに寝かせ、心肺蘇生と同じように、左右の乳頭を結んだ線の中央で、少し足側を指2本で押す。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:村上もも/30代・ライター。繊細な5歳の女の子と陽気な3歳の男の子、甘えん坊な0歳の男の子の育児に奮闘中のママ。アクティブに遊ぶのも好きだが、ひとりの時間も必須。両親と敷地内同居中。
作画:Pappayappa
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年2月)
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