よその庭で勝手に花を摘んだ長女…
4月のある日、天気がいいので家の敷地内で長女と遊ぶことに。すると敷地内で野花を見つけた長女は「すごーい!」と言い、さっそく野花を摘み始めました。長女の喜ぶ姿が見たかったので、私も夢中で摘みます。すると数分後、「見てー」と長女が言うので振り返ると、長女は摘んでいた野花よりもずっと大きくて立派できれいな花を握りしめていたのです。どう見てもそこらへんに咲いている野花ではないので「これ、どこで摘んできたの?」と聞きました。すると、「あっちのおうち。こんなきれいなの咲いてた」と言ったのです。
なんと長女は、近所のお宅の庭に咲く花を摘んでしまったのです。「よそのおうちの花を摘んじゃダメじゃない!」と言い、すぐに長女を連れて花を摘んでしまった家を訪ねました。すると年配の女性が現れ、不思議そうな表情を浮かべながら「なんでしょうか?」と言います。そこで長女が庭の花を摘んでしまったことを伝え私が謝罪すると、その女性の表情が険しくなったように感じました。私は怒られると思い、長女にも謝罪させようと長女に「何て言うの?」と聞いたのですが、長女は満面の笑みを浮かべて「お花きれいだね!」と言ったのです! 怒鳴られる覚悟をして頭を下げたまま身構えていた私は、長女の言葉に驚きました。すると女性は笑顔になり、「そうでしょ! よかったらもっと摘んでいって」とひと言。女性の思わぬ言葉に感謝を伝え、長女は、両手いっぱいのお花を抱えて帰ることになりました。
本来であれば、他人の家から花を摘むなんてしてはいけないことです。帰宅後、長女に「よそのおうちのお庭に咲いている花は、摘んじゃダメだよ。見るだけね!」と伝えました。子どもが小さいうちは、少しの時間でも目を離してはいけないと改めて気づかされる出来事となりました。
著者:海津さとみ/30代・ライター。プチ反抗期中の10歳の長女と、おませでしっかり者の5歳の次女を育てるシングルマザー。離婚を機に移住し、新たな環境での子育てに悪戦苦闘しながらも、自分たちらしい家族のカタチを目指す日々を送っている。
作画:yoichigo
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年2月)
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