子ども関連のCMやニュース番組の何気ないコメントにも「配慮が足りない」と苛立つキリコさん。
ある日、帰宅した夫・りょうじさんから「妹が妊娠した」と聞かされ、「私へのあてつけ!?」「私のこと、子どもを産めない欠陥女だって思ってるんでしょ!?」と怒り出します。
しかし、夫が「そんなことは思ってないよ。うちはうち、ゆっくりやっていこうよ」とやさしく声をかけてくれたことで、落ち着きを取り戻しました。
ひとりになって考えたこと
夕食の後片付けを夫に任せ、お風呂に入ったキリコさん。
結婚1年目で妊娠した義妹と自分を比較し、モヤモヤしています。
自分より先に妊娠する義妹や、平然と報告してくるデリカシーのない夫に対し、「配慮が足りない」と苛立ち、来年の正月は義実家への帰省をキャンセルすると決心したキリコさんでした。
不妊治療は精神的、肉体的にもつらいことが多いもの。そんな中での妊娠報告はショックを受けてしまいますね。しかしながら、自分が妊娠しないのに義妹が妊娠したことに対して配慮がないと思ってしまうのは、キリコさんにとっても悲しいことに感じました。
人にやさしくなれないときは、実家への帰省へのキャンセルするなどもやむを得ないと思います。もし自分に対して「優しい世界」を望むなら、キリコさん自身も他の立場の人へ向けて、やさしさを発信することから始めてみると、世界が変わって見えてくるかもしれませんね。
神谷もちさんの連載は、ブログでも更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。