ある日、帰宅した夫・りょうじさんから、「妹が妊娠した」と聞かされます。「私へのあてつけ!?」「私のこと、子どもを産めない欠陥女だって思ってるんでしょ!?」と怒り出し、一旦は落ち着きを取り戻しますが、お風呂でひとりになると、義妹や夫は配慮がないとのイライラが再熱します。
妊活中、心の拠りどころとなるのは…
キリコさんには、クリニックで出会った不妊治療をしている3人の仲間・しおりさん、あいこさん、ユキさんとやりとりをするグループメッセージがあります。
みんなそれぞれ事情があり、クリニックに通う同志。あまり会うことはないけど、治療の愚痴を言い合える大切な戦友なのです。
この日も話が盛り上がり、キリコさんも自分の近況を話しますが、「つらいよね……」と理解してもらえることに心地よさを感じるのでした。
不妊治療中は、周囲に理解されないことも多く、孤独を感じやすくもあるでしょう。キリコさんは、悩みを打ち明けられる心の拠りどころがあってよかったですね。同じ経験をしている人の言葉は勇気づけられます。この先もいい関係が続くといいですね。
神谷もちさんの連載は、ブログでも更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。