ある日、帰宅した夫・りょうじさんから、「妹が妊娠した」と聞かされます。「私へのあてつけ!?」と怒り、義妹や夫は「配慮がない」とイライラ。
同じクリニックで知り合った不妊治療の仲間・しおりさん、あいこさん、ユキさんとのグループメッセージでの会話で、理解してもらえる心地よさに救われていました。
義妹の妊娠を愚痴ると、仲間から返ってきたのは…
治療仲間のグループラインで、義妹の妊娠を愚痴るキリコさん。「さすがにしんどすぎるね」とつらさを共感してくれる仲間がいる一方、ユキさんの「義妹さん妊娠おめでとう」という言葉には、綺麗事だと違和感を覚えます。
すると、あいこさんからキリコさんへ個人的にメッセージが届きます。
そこには「ユキさん、イラっとしちゃった」と書かれており、キリコさんは、あいこさんが自分の気持ちを全部わかってくれていると心を許すのです。
一番年上で治療歴も長いユキさんに対し、辛口で意見を言い合う2人。キリコさんは仲間の中でも一番若いため、年齢的にも自分が早く妊娠に辿りつくと確信しているようでした。
キリコさんの義妹に対して感じている苛立ちと仲間への不満が垣間見えましたね。ユキさんの社交辞令なのか、本心なのか……お祝いの言葉を、キリコさんは素直に受け取ることができない様子でした。
あいこさんとのやり取りで本音をぶつけられたのは良かったかもしれませんが、キリコさんが心の拠りどころにしている仲間内でも、自分以外の人の妊娠に対する受け止め方に違いがあるものなのですね。この小さな溝が大きくならないことを祈るばかりです。
神谷もちさんの連載は、ブログでも更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。
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