初旅行中、突然の生理に
彼氏と付き合って半年くらいしたとき、初めての旅行を計画しました。とても楽しみにしていたので、当日は朝からワクワク! 最高の気分で彼氏との旅がスタートしました。
しかし、出発して間もなくおなかが痛くなり、トイレに行くとなんと生理が始まっていました。念のためナプキンの用意はしていたものの、気分は最悪。せっかくの旅行なのに、体調のせいで楽しめないのが申し訳なく感じました。とはいえ、無理して楽しむのもつらい……。
悩んだ末に、彼に「生理になったからちょっとしんどい」と正直に伝えることにしたのです。
彼氏の思わぬ対応にびっくり
伝える前は、どのような反応をされるのか不安でした。「せっかくの旅行なのに」と嫌な顔をされるかもしれない……。そんな思いがありました。
しかし、彼の反応は意外なものでした。「え! それはしんどいよね……。どうすればラクになる? 何かできることはある?」とやさしく聞いてくれたのです。
その言葉を聞いて、驚きと同時にホッとしました。そして「じゃあ、カフェで温かい飲み物でも飲んで休もうか」と提案してくれたのです。その気づかいが本当にうれしくて、もっと早く伝えればよかったと思いました。
旅行中の生理をきっかけに深まった理解
それ以降、彼は私の生理周期をなんとなく把握してくれ、気づかってくれるように。おなかが痛そうにしているとカイロを渡してくれたり、スイーツなど私の好きな物を買ってきてくれたり、マッサージしてくれたり。
あまりのやさしさに「女慣れしてる?」なんて勘ぐってしまいましたが、あとで聞いたところ、彼にはお姉さんがいたため以前から生理の大変さを知っていたそうです。
私にとっては「伝えてよかった」と心から思える出来事でした。
この経験から、生理について話すのは恥ずかしいことではなく、大切なことだと実感しました。それ以来、生理でつらいときは無理せず、友人やパートナーには素直に気持ちを伝えるようにしています。
著者:川北たまき/3人の子どもを育てるアラフォーママ。歯科衛生士として勤務したのち、未経験でWEBライティングの世界に!ライター、ディレクターとして経験を積み、現在はフリーランスとして活動中。医療、ライフスタイル、ファッション、教育など、今までの経験を生かした記事制作を行っている。
イラスト:ほや助
監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年2月)
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