お風呂タイムで布ナプキンを洗う
私は布ナプキンを愛用しています。私は布ナプキンの着け心地の良さにメリットを感じていますが、ナプキンに付いた経血は自分で洗濯しなくてはならないというデメリットもあると感じています。
やや面倒くさがりな私は、「お風呂に入ったときに、自分の体を洗うついでに経血が付いた布ナプキンの予洗いもやってしまおう!」という時短方法を使っていました。
2歳の息子に生理は難しい?
ある日、当時2歳だった息子と一緒にお風呂に入ったときのことです。私が自分の体を洗っている間に、息子が経血が付いた布ナプキンを手で握って遊び出してしまいました。慌てて「それはママのナプキンだよ、返して!」と息子の手から布ナプキンを取り返した私。
そのとき、以前から「息子が思春期になる前に、女性の生理がどういうものなのか理解できるようになってほしい」と感じていたことを思い出し、私は「今がそのチャンスじゃん!」と息子に生理についての説明を試みました。
「これはお風呂のおもちゃじゃないんだよ。血が付いてるでしょ? ママの体から出た血だから、今お洗濯しなきゃいけないんだよ。ママのおなかの中には赤ちゃんのベッドがあって、それが血になって出てきたんだよ」と、私なりに一生懸命に説明したのですが、当の息子はぽかん。私の長くてよくわからない説明に飽きてしまっている様子でした。
私は「う〜ん、難しかったかな。まあまだ小さいし、理解できなくても当然だよね。またの機会を待とう」と思いました。
4歳になった息子に再び生理のことを伝えると
それから下の子の妊娠・出産があったため、私は約2年間生理がストップしていました。そして、生理が再開したあと、4歳になった上の息子と再びお風呂に入ったときのことです。
私が布ナプキンの経血をシャワーで流しているとき、「ママ、血が付いてる! ケガしたの?」と慌てた様子で息子が叫びました。ナプキンに付いた血や私の体から経血が出てきたのを見て、ショックを受けたようです。
「2歳のときは経血の汚れを見ても大して反応しなかったのに、4歳になったら反応してくれている!」と子どもの成長に少し感激した私は、再び生理について伝えてみることに。「ケガじゃないよ。これは生理って言ってね、女の人の体から赤ちゃんのベッドが血になって出てきただけなんだよ」と説明しました。今回の息子は、私の説明も真剣に聞いてくれて、「そうなのか〜……」と、何となく生理というものを理解した様子でした。
2歳のときには理解できなかった生理。4歳になり少しですが理解できるようになったのかなと思うと、息子の成長を感じ、うれしく思った出来事でした。生理中に息子と一緒にお風呂に入ったことで、図らずも息子の成長を感じることができました。
著者:ココロナナコ/2人の男児を子育て中の30代ママ。夫と4人暮らし。学習面やコミュニケーション面などに困難を抱える子どものための療育施設で指導員として10年勤務。
イラスト:マメ美
監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年2月)
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