鮭の臭みが取れる?手軽に試せるテクニックとは
鮭は皮に臭みがあるから焼くときは皮をフライパンの側面に当たるようにして、出てきた臭い油を拭き取り最後に酒を振ると臭みのない美味しい鮭が食べられます。 pic.twitter.com/agxM7JIbIw
— 麦ライス(シェフ) (@HG7654321) February 26, 2025
今回参考にしたのは「麦ライス(シェフ)」さんという方がXで紹介していた裏ワザ。私が見た時点で、1万リポスト&444万インプレッションを獲得していたバズりポストです。『今度やります』と宣言するフォロワーさんも続々。
何でも麦ライスさんは、都内にある某レストランの料理長を務める方なのだとか。Xや書籍『新お家ごはんの教科書』を通し、誰が作っても美味しく仕上げられる料理のコツを世に広めています。
そんなプロが鮭の焼き方のテクニックを公開したとなれば、試さずにはいられない……!ということで、普段の焼き鮭と食べ比べてみました。
麦ライスさん「鮭の焼き方」
材料
・鮭…お好みの量
・酒…適量
分量の指定はなかったのですが、今回は、鮭2切れに対して大さじ1の酒を用意しました。
ちなみに、味の違いが分かりやすそうだと思って生鮭を使用しましたが、後から追加で焼いた塩鮭でも、はっきり違いが分かりましたよ。
テクニック①鮭を焼く
鮭の皮を、フライパンの側面に当てるようにして焼きます。
テクニック②脂を拭き取る
皮から出た脂を、拭き取りましょう。鮭は皮に臭みがあるので、魚が脂を吸わないように拭き取るのだそうです。
テクニック③酒を振りかける
仕上げに、少量の酒を振りかけます。フライパンではなく、身に直接振りかけてくださいね。
【検証】鮭を焼き方別に食べ比べてみた
上が、麦ライスさんの方法で焼いた鮭です。下はいつも通り焼いた鮭で、皮も直接焼いておらず酒も振りかけていません。
見た目は特に違いがなさそうで、この時点では全く期待していなかったのですが……。
一口ずつ食べてみると、まあびっくり。
麦ライスさん流の鮭は、後味がとにかくすっきりしていて、脂の軽やかさが際立っています。鮭ならではのこってり感や旨みは感じられるのですが、上品な味わいです。
普段通り焼いた鮭ももちろん美味しいのですが、気にしてみると後味にそこはかとない魚臭さが。
以前から、臭みを取るために鮭の水分をキッチンペーパーで拭き取っていました。それで十分だと思っていたのですが、まだやれることがあったとは。
家にあった「塩鮭」でも美味しかった!
驚いた勢いで、家にあった塩鮭も引っ張り出して食べ比べを行いましたが、こちらも差は歴然でした。
鮭やフライパンの形によってはきれいに沿わせにくいこともあるので、試行錯誤しながら焼いてみてください。
皮目が真っ直ぐの鮭は、写真のように箸で押さえることで、しっかり焼き目がついて余計な脂を落とせました。
意外にも、塩鮭を比べたときより臭みの違いが顕著だったのが、混ぜご飯にしたとき。
焼いた塩鮭をほぐし、白いりごまや小ねぎと一緒に白米に混ぜ込んだものです。
昼食としてよく食べるメニューで、特に臭みを気にしたことはなかったのですが、裏ワザを駆使した焼き鮭を使うと美味しさが段違い!
これまでは、臭みのある脂でご飯粒をコーティングしていたのかもしれません。
普段から、その辺の熊よりも鮭を食べている私ですが、今後はさらに頻度が増しそうな予感です。
「鮭のアラ」も臭みが80%減(自分比)!
そういえば!と思い立ち、鮭のアラを買いに走ります(この行動力を食以外にも活かしたい所存)。
鮭のアラを塩焼きにしておつまみにするのが大好きなのですが、どうも臭みが気になっていたんです。
皮目をしっかり焼いて、出てきた脂をキッチンペーパーでオフ。アラの部分は皮が厚い部分もあるので、フライパンに密着させてしっかりと焼きます。
早速食べてみると、臭みが80%減(自分比)!今までは良かれと思って、滲み出る脂を利用して揚げ焼きのように調理していたのですが、真逆のことをしていたようです。
これはすごい!酔っていても違いが分かりそうなレベルです。
特に手間がかかるわけでもないので、今後は絶対に皮目をフライパンに沿わせて焼き、脂をオフすることを忘れないようにします。
鮭を焼くときには試さないと損!臭みのない焼き鮭を食べてみて
違いに驚いた結果、大量の鮭を焼くことになった今回のテクニック。お金も手間もかからない裏ワザなので、ぜひお試しください。