はじめて知った夫の葛藤
私は、夫から心の病気かもしれないと聞かされ、夫が体型にコンプレックスを抱えていたとを知りました。
※醜形恐怖症=自分の体や顔が醜いと思い込み、不安感や苦痛を感じる症状。
「自分の子どもにも同じ思いをさせてしまう……」
もりおさんは、子どもができたとき、過去に太っているせいで自分がしてきたつらい経験を、子どもにもさせてしまうのではないかと不安になり、筋トレを決意したと打ち明けます。
「でも今度は、筋肉を失うことが怖くなった」
しかし、筋トレをしてダイエットに成功して自信が持てたら、次は筋肉を失う恐怖に襲われるようになったと言います。
そして、この話をしている今でも、筋トレのことが頭から離れないと話すもりおさん。こんな情けない夫で申し訳ないと、さきさんに謝るのでした。
もりおさんにとっての筋トレは、単なる趣味ではなく、自分に自信をつけるため、その自信を維持するため、不安を払拭するためなどの意味もあったようです。幼少期からずっと抱えていたコンプレックスを、克服するのはなかなか難しいことですよね。
もりおさんのように、何かにすがってしまうという人も、少なくないのかもしれません。心のSOSに自分では気がつけない場合もあります。依存症のようになってしまったり、より自分を追い詰めてしまったりする前に、身近な信頼できる人に、まずは相談してみることが大切なのかもしれませんね。
くまおさんのマンガは、このほかにもブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。