嫌みが多い夫にイラッ!
私はイラッとしつつも「ごめんね~」と言いながら受け流していました。そして皿洗いが終わると「ついでに掃除もしておいてあげたよ」と自慢げに報告してきます。私は「ありがとう」とは返しますが、内心では「たま~にするだけなのにえらそうに!」と怒りがふつふつ。なぜなら私も苦手ながらもある程度清潔にはしているからです。また、夫が脱ぎっぱなしにしている服を集めて洗濯するのも、夫が適当に捨てたゴミを分別するのも、夫が飲みかけのまま放置しているペットボトルを処分するのも全部私なのです! 自分のことは棚に上げて嫌みを言ってくる夫に、正直うんざりしていました。
ある日、また皿洗いをしてくれた夫。いつものように「なんだよ。シンクに水垢ついてんじゃん」「食器棚ももうちょっと片づければいいのに」とひとり言のように嫌みを言っています。その日は疲れがたまっていて受け流す余裕がなく「なんなの? 毎回毎回嫌みったらしい! たまにしかしないのに、えらそうに言われてすごく嫌な気持ちなんだけど!」と大きな声を出してしまいました。すると「いやいや、掃除くらいちゃんとしなよ」と言い返してくる夫。それに対して「こっちは朝起きてから寝るまで毎日バタバタなんだよ! いつも私より遅く起きてくるし家事だって任せっぱなしのくせに!」と皿洗いに関係ない日ごろの不満までぶちまけます。子どもたちも怒る私に驚いた様子。夫は「いやいや、だからって……」と言いかけましたが、私は「たまにしかしないくせに文句言うなら、もうしなくていいよ」と怒って、その後の皿洗いは私がしました。夫も私の言い方に腹が立ったのか、無言で立ち去ります。そしてその日はそのまま就寝。
翌朝、気まずそうにしている私たち夫婦を見て長男が「パパ、ママはいつもお仕事と家事を頑張っているんだよ。ありがとうって言わなきゃだめだよ!」と言ってくれたのです。そして私にも「大きな声で怒ると怖いからやめてね」と言ったのでした。私と夫は長男のこの言葉にハッとし子どもたちに「怖い思いをさせてごめんね」と謝罪。さらに夫は私に「嫌な思いさせてごめん。朝から晩まで頑張ってくれているのに悪かった」と謝ってくれました。
その後、夫が皿洗いをしてくれる頻度は少しだけ増え、嫌みを言うこともなくなりました。汚れが気になったときは自分で掃除しているよう。どんな家事でも完璧にこなせればいいですが、苦手な家事もあり、時間や気持ちに余裕がないこともあります。完璧さを追求するよりも、家族が笑顔でいられることを優先したいと思います。
著者:菅田希美/30代・会社員。発達がのんびりな5歳の長男とわがまま放題の3歳の長女、マイペースな1歳の次男を育てるママ。仕事と家事育児に追われ発狂しそうになりながらも「まぁいいか」の精神でなんとか毎日を切り抜けている。大好きなゴルフが唯一のストレス発散方法。
作画:ひのっしー
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年2月)
【Amazonギフト券プレゼント♡】みなさまの体験談を募集しています!
妊娠中や子育て中のエピソードを大募集!「ベビーカレンダー」のニュース記事として配信、公開いたします。体験談を掲載させていただいた方の中から、抽選で毎月5名様に1000円分のAmazonギフト券をプレゼント。何度でも応募可能ですので、奮ってご応募ください♪どうぞよろしくお願いします!