子どもと一緒に行動していると、いつも予想していなかったできごとがおこります。うれしいこともあれば、「なんでこんなことが!?」と思うようなびっくりすることまで……。今回は私が息子と一緒に買い物をしていたときに起きた、とても恥ずかしかったことをお話しします。
毎日くたくた…2歳の息子との買い物
息子とは週に1、2回一緒に買い物に行っていました。当時2歳だった息子はイヤイヤ期真っ盛り。スムーズに買い物できるときもありますが、ほとんど言うことを聞いてくれません。
「カート押したい!」「疲れた、抱っこして」「お菓子買って!」と駄々をこねる息子をなだめながら、ひとりだと15分で終わる買い物にも2倍、3倍の時間をかけていました。大変ではありましたが、そうやって息子の言葉に耳をかたむけながらじっくりとする買い物も苦痛ではありませんでした。
息子が起こした行動
その日はいつにも増して駄々をこねる息子。買い物前におやつを済ませてきており、「お菓子、今日は買わないからね」と言っていたにもかかわらず、お菓子コーナーの近くを通るとさっとお菓子の棚の前に行き、「買って!」と言ってきました。ただ、私も息子と「買わない」と約束したこともあり、「今日は買わないよ」と強い口調で諭しました。
すると息子は「やだ! 買う! 買う!」と私のスカートの裾をひっぱりそのままグンッと引っ張りました。その瞬間……!
スカートが…!
その日はちょうどウエストがゴムのロングスカートを履いていました。息子が駄々をこね私のスカートを引っ張った瞬間、スカートがずるん! と脱げてしまったのです! 私もつい「ぎゃ!」と叫んでしまい、急いでスカートを履き直しました。
不幸中の幸い、売り場には女性の店員さんがひとりいるだけでした。「大変ですね……」と苦笑いした店員さんに、「お騒がせしました……」と言うのが精一杯。恥ずかしさをこらえ、何事もなかったように息子を連れてレジに向かいました。息子はというと、ぽかんとしていました。
その日からお出かけのときは、すぐ脱げないデニムパンツを履くようになりました。最近では子どもが3歳になってイヤイヤ期が落ち着き、ようやくまたスカートが履けるようになりましたが、当時のことを思い出すと今でも恥ずかしくて顔から火が出そうになります。
著者:菅谷里奈
一女、二男の母。現在第四子目妊娠中。ベビーマッサージインストラクター、ベビーヨガインストラクター、ベビーシッターの資格所得。子育て経験を活かしながら、妊娠・出産・子育てに関する記事を中心に執筆中。