親友が自宅に駆けつけて…
「お願い、あなたの助けになりたい!」
親友のももこの言葉に、思わず私は泣き崩れて、助けを求めました。
みゆきさんの自宅に慌てて駆けつけた親友のももこさん。
みゆきさんは、親友の顔を見るだけで思わず泣いてしまいます。そして、ももこさんに「夫が家事を認めてくれないこと」「お金がなくなったことで育児用ミルクなどもまともに息子にあげられないこと」などを語ります。
話を聞いたももこさんは、シュンさんの仕打ちに激怒しながら、みゆきさんに「あんたDVされてんだよ!」と指摘するのでした。
ももこさんに、夫にされている行為はDVだと指摘されたみゆきさん。みゆきさんは、話を聞いてもらったことで、客観的に自分の状況を知るきっかけを得たようです。
DV被害者のなかには、自分がDVをされているという自覚がない人も少なくありません。大切なのは、追い詰められたときには周りを頼ること。家族、友達、専門家など、第三者の意見を聞くことで、活路が見いだせるかもしれません。
すべてをひとりで抱え込もうとするのではなく、つらいときは遠慮せずに周囲に助けを求めましょう。頼れる人が思い当たらない場合は、専門機関に相談してみてください。誰かに相談することで気持ちが整理され、解決の糸口が見つかるかもしれません。相談窓口をいくつかご紹介します。
※よりそいホットライン(一般社団法人 社会的包摂サポートセンター)
ガイダンスで専門的な対応も選べます(外国語含む)
0120-279-338 つなぐ ささえる(フリーダイヤル・無料)
岩手県・宮城県・福島県から 0120-279-226 つなぐ つつむ(フリーダイヤル・無料)
※こころの健康相談統一ダイヤル
電話をかけた所在地の都道府県・政令指定都市が実施している「こころの健康電話相談」等の公的な相談機関に接続します。
0570-064-556 ※相談対応の曜日・時間は都道府県によって異なります。
※DV相談ナビ
全国共通の電話番号(#8008)に電話をすると、お近くの都道府県配偶者暴力相談支援センターにつながります。
#8008(はれれば)※相談対応の曜日・時間は都道府県によって異なります。
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