親友からの提案
私は、ももこの言葉を聞いて驚きました。DV ……?
DVの種類は身体的暴力だけでなく、精神的暴力、経済的暴力、社会的暴力など多岐にわたると、親友のももこさんに教えてもらったみゆきさん。
さらに、ももこさんは、みゆきさんがDVを受け続けて判断力が鈍り、洗脳状態に陥っている状況にあると指摘します。
ももこさんは、みゆきさんを心配して、「れんと君とふたりでここから逃げよう!」「私が守ったげる」と、力強く声をかけてくれたのでした。
みゆきさんは、親友のももこさんに指摘されて初めて、自分が夫から受けていた行為はDVだったのだと気がついたようですね。みゆきさんのように、DVを受け続けている状態では、判断力が鈍り、自分が置かれている状況に気づきにくくなってしまいます。みゆきさんと同じ状況に立たされたときは、ひとりで抱え込まず、誰かに相談することが大切です。友だちなど信頼できる人に相談できると良いですね。
頼れる人が思い当たらない場合は、専門機関を頼ることも考えてみましょう。誰かに話すことで、自分が置かれている状況に気づけたり、解決の糸口が見つかったりするかもしれません。
※よりそいホットライン(一般社団法人 社会的包摂サポートセンター)
ガイダンスで専門的な対応も選べます(外国語含む)
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※こころの健康相談統一ダイヤル
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※DV相談ナビ
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#8008(はれれば)※相談対応の曜日・時間は都道府県によって異なります。
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