妊娠報告では笑顔を見せたものの、その笑顔には含みがあった副学長。その後、かれんが先輩と副学長に会議資料を持っていった時には、必要以上に気を遣うふりをしつつ、かれんには「若い女のせいで変な噂をたてられたら困る」とつぶやきました。それを見ていた先輩は、かれんに荒々しく「行くわよ」と告げ、部屋を出たのです。
やさしい先輩が荒々しくなった理由
かつて、先輩が妊娠していたときのこと…
荒々しい雰囲気で、副学長のもとからかれんを連れだした先輩は「ナメられたいの?」とかれんを一喝。普段はやさしい先輩のいつもとは違う様子に驚いていると、先輩は「副学長は妊婦をイジメるマタハラ管理職なのよ!」というのです。かれんがにわかには信じがたい様子をしていると、先輩は妊娠中に「給料ドロボー」と嫌がらせを受け続け、切迫早産になった過去を話してくれたのです。
先輩は、かれんに怒ったというよりも、かれんに対する副学長の様子に自分の過去を思い出していたのですね。しかし、妊婦をターゲットにして嫌がらせをする上司なんてひどすぎます…。妊娠していたらできないことがあるのは、仕方ないこと。それを給料ドロボーと言って嫌がらせをするなんて、人としての良心がないのかと思ってしまいますね。