育児や家事に忙しいママが座って落ち着ける授乳タイム。ついスマホを見てしまいませんか? 子育て中の筆者は、わが子が母乳を飲んでいる間に、友人へのメール返信をするなどしていました。そのうち、授乳中のスマホがクセに……。今回は、私が授乳中のスマホをやめようと感じたエピソードをお伝えします。
授乳タイムにスマホを見てしまう
料理に洗濯、おむつ替えなど、ママは毎日大忙し。そんな中、唯一座って授乳をする時間は心が落ち着くものです。私も慣れないうちは授乳に必死でしたが、慣れてくるとスマホを見ることがクセになってしまいました。
子どもが母乳を飲んでいるうちにメールの返信をしなくちゃ、今日のトップニュースもチェックと、つい見入ってしまったのです。授乳タイムが親子のものではなく、自分のための時間になっていました。
授乳に集中していないことに気付いている?!
わが子が生後5カ月のころ、いつものようにスマホを見ながら授乳をしていたときのことです。突然、わが子が乳首をガブッと噛んできました。さらに噛んだまま乳首を引っ張ることも。
「痛いっ!」とびっくりして視線をわが子にうつすと、大きな目で私の顔をジーっと見ていました。その瞬間、「私が授乳に集中していないことに気付いている」と感じたのです。
授乳中のコミュニケーションも大切
乳首を噛まれると激痛で、なかなか止めてくれないときは、乳首がどうなることかと思いました。これを機に授乳中のスマホをやめると、乳首を噛まれることがほとんどなくなりました。
0歳児の赤ちゃんも、人の心を読み取る力があると感じます。授乳は赤ちゃんに栄養を与えることだけが目的ではありません。目を合わせて声をかけるなど、コミュニケーションをとることも大切だと感じています。
緊急の電話などに出るときは仕方ありませんが、なるべく授乳中はスマホの操作などを控えたいですね。ママが授乳に集中していないことは、赤ちゃんに伝わると感じています。授乳期間は人生でもわずかな時間、大事に過ごせるといいですね。
著者:田中由惟
一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。