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「救急車を呼んで!」「ヘルシー食事でダウン」「わが子が口唇口蓋裂に…」女性が体験した身近な病気

思いがけない体調不良や、家族の突然の病気、そして子どもの手術……。日常の中に潜む「もしも」は、ある日突然やってきます。読者の3つの体験談を通して見えた、気付きと支え合いの大切さについて注目してみました。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師天神尚子 先生
産婦人科 | 三鷹レディースクリニック院長

日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。
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監修者プロファイル

医師新田 正光先生

1997年秋田大学医学部卒業。日本循環器学会 専門医。日本内科学会 総合内科専門医・指導医。その他、日本心血管インターベンション治療学会、日本透析医学会、日本救急医学会や日本不整脈心電図学会の専門医も勤めている。
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転んだだけの父が起き上がれなくなり…

「救急車を呼んで!」「ヘルシー食事でダウン」「わが子が口唇口蓋裂に…」女性が体験した身近な病気

 

私の父親は「家の前で転んだ」と言って、たしかに膝を擦りむいていました。しかし、父はそこから起き上がれなくなりました。

 

以前、祖父がいきなり体が動かなくなり、脳梗塞(のうこうそく)と診断されたことがあるので、「もしかして今回もそうかも!?」と思い、すぐ救急車を呼びました。母を救急車に乗せて、私は家で待機することに。

 

その後、病院に付き添った母から状況を聞くと、父はかなり大きな脳梗塞を起こしていたようです。「あと1時間くらい発見が遅れていたら、危なかった」とのことでした。幸い命に別状はなく、少しの記憶障害と判断力の低下が残っただけでした。 

 

◇◇◇◇◇

何事にも言えることかもしれませんが、やはり早期発見は大切だなと思いました。幸い父は、体への後遺症がなかったのでよかったものの、脳梗塞は本当にいきなり発症するものなのだと身をもって経験した出来事でした。

 

監修/新田正光先生(千葉西総合病院 副院長・循環器内科部長)

1997年秋田大学医学部卒業 循環器内科医、不整脈専門医、心血管インターベンション治療学会専門医としてアブレーション、PCI、両室ペーシング療法や植込型除細動器の手術をおこなっている。その他、総合内科専門医/指導医、救急科専門医、透析専門医、ICLSなどの資格を有し多岐に渡り活躍している。

 

著者:竹川南/40代女性・主婦

イラスト/まげよ

 

健康的な食事のはずが…

「救急車を呼んで!」「ヘルシー食事でダウン」「わが子が口唇口蓋裂に…」女性が体験した身近な病気

 

胃腸の不調が続き、あまり重いものは食べないように野菜や豆類を中心とした食事を続けたものの、余計に体調が悪くなってしまいました。

 

その後、バランスのよい食事に切り替えたところ、体調の悪化が止まって回復しました。胃腸の不調の原因は、もともとの食事量が少なく、栄養が偏っていたことでした。ダイエットをするにしても、体調を整えた上で始める必要があるなと感じました。その後、バランスのよい食事に切り替えたところ、体調の悪化が止まって回復しました。

 

◇◇◇◇◇

ダイエットをする際、食べ物だけに目がいきがちですが、自身の体調や生活習慣にも気を配り、トータルでケアしていかないと失敗しやすいということを学びました。

 

著者:田中ありさ/40代女性・主婦

イラスト/まげよ

 

 

生後6カ月のわが子が口唇口蓋裂に

「救急車を呼んで!」「ヘルシー食事でダウン」「わが子が口唇口蓋裂に…」女性が体験した身近な病気

 

生後6カ月で口唇口蓋裂(こうしんこうがいれつ:胎児期に顔の組織がうまく癒合しないことで、唇や口の中の天井部分、歯ぐきなどに裂け目が生じて生まれる先天性の病気)の最初の手術を受けることになっていましたが、入院1週間前の事前検査で微熱があり、一度延期になりました。手術のキャンセル待ちをし、空きが出たため急きょ入院して手術を受けることに。入院予定は2週間でした。

 

手術は口唇形成術(口唇を閉鎖する手術)です。同じ口唇形成術を受ける赤ちゃん2人と一緒の時期に入院しました。同じくらいの月齢なので、親がトイレに行くときなど、お互いに赤ちゃんを預かることも。夜にまったく寝ない赤ちゃんがいてママさんも眠れないときなどは、代わりに赤ちゃんの面倒を見て、ママには昼間に寝てもらうなど協力し合っていました。

 

また、病院の看護師さんにも助けてもらう場面もありました。私のいた病院では、看護師さんは赤ちゃんを預かってくれない決まりでした。しかし、家族から育児用ミルクや紙おむつの補充を受けるつもりでしたが、家族がインフルエンザになってしまい病院を訪れることができなくなりました。

 

すると、院外のドラッグストアに育児用ミルクと紙おむつを買いに行く時間だけ看護師さんに預かってもらうことができたのです。何より、同じくらいの月齢のママさんと一緒に入院生活を送れて本当に心強かったです。

 

◇◇◇◇◇

1回目の手術のあとも何度か入院をして治療を続けています。生後6カ月のときはコロナ前、直近はコロナ禍でした。付き添い入院する親の負担が大きいと言われることもありますが、付き添い入院する親同士の交流があれば、乗り越えられることも多いと思いました(コロナ禍では他の人たちと交流が持てずに孤独でした)。

 

監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)

日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。

 

著者:町田尚子/40代女性・主婦

イラスト/まげよ

 

まとめ

家族や自分の「異変」にすぐ気付き、支え合いながら乗り越える力が、何よりの備えになるのかもしれませんね。不安の中でも、助けてくれる人がいることを忘れずにいたいものです。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

 

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