現れた母親は…
男の子と仲良くなったきっかけは、うちの娘が持っていたお砂場セットを見た男の子が、「一緒にやりたい」と思ったのか、独り言のように「あーあ、いっぱいお砂場セットがあったら良いのに……」「誰か貸してくれないかなー」と言っていたことでした。
お砂場セットを貸して娘が一緒に遊び始めると、その子はとても人懐っこく、娘をぐいぐい引っ張って遊んでいました。
お昼の時間になり、テントに戻るからとお話をして「ありがとね、一緒に遊んでくれて。バイバイ」と言うと「どこのテント?俺も一緒にご飯食べる!」と男の子。
私たちについてこようとするので困惑していると、お母さんと思われる方がやって来ました。しかし、男の子を止めに入るでもなくニコニコしています。私たちは困っていたので、内心「どうして止めてくれないんだろう」とモヤモヤしてしまいました。そのとき、ちょうど私がスマホが見当たらないことに気づいてバタバタし始めたため、男の子は諦めたのか、その場からいなくなっていました。
子どもの言動に関しては、無邪気さ、幼さゆえだと思うので、困惑はしましたが、仕方がないと思う気持ちもありました。けれども大人や保護者となると話は別なのではないかと思った私。そのお母さんのテントは近くにあったため、男の子が娘と一緒に遊んでいることに気づいていたはずです。お礼を言うわけでも、男の子を止めるわけでもない態度は、失礼に感じてしまいました。
改めて、わが子が誰かにみてもらったとき、何かを借りたときなどは、きちんとお礼を伝えようと、思った出来事でした。公園のような広い場所ではよくあることかもしれませんが、だからこそ、子どもの前で大切なことはきちんと伝える姿勢を見せたいと思いました。
著者:村田直子/40代女性/5歳の女の子を育てる母。趣味はカラオケ。
イラスト:はたこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年3月)
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