のむすん
妻が里帰りすると知った夫は…
俺は、来月から妻が不在になるという事実を胸に、学校へ向かいました。
「何これ……？」
りょうさんは、勉強中のめいさんにメモをそっと渡して去りました。
メモには『来月から離れて暮らすから』とメッセージが。
めいさんは、りょうさんを呼び止め、別居するのか質問します。すると、「俺の気持ちわかってくれた？」と返すりょうさん。
「それって、離婚に向けての……」
詳しく聞こうとするめいさんの言葉を遮って、りょうさんはめいさんを抱き寄せたのでした。
かほさんの里帰りを、めいさんに近づくためのチャンスと考えたのか、動き出したりょうさん。もうすぐ父親になるという人が、していい行動ではありませんね。その上、離婚をほのめかしながらも、確信的なことは言わないずるさ。自分の行動が、かほさんもめいさんも傷つける結果になるということを、想像してほしいものです。
めいさんには、りょうさんの思わせぶりな態度に惑わされず、今まで貫いてきた意思を守り通してほしいですね。
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