7年経っても許せない夫の言葉
夫は私の気持ちも知らず、がらんとした個室で横になる私に「暇そうだね〜!」と冗談っぽく言ったのです。産まない人は本当に気が楽だなと呆れてしまいました。
結局陣痛誘発もうまくいかず、翌日に緊急帝王切開となりました。赤ちゃんが危険かもしれないという状況に陥り、混乱の中で帝王切開の書類にサインをする事態に。予想外のドタバタやショックを経て出産したあと、私はあまりの痛みと混乱で精根尽きてベッドで横たわっていました。
そこに夫がお見舞いに来たのですが、私は話ができる状態ではありませんでした。すると無言の病室で夫が退屈そうに部屋を見回し、「あ、ここWi-fi使えるんだ」と言ってスマホをつつき始めたのです。私がこんな状態なので一人でスマホをつつくのは別にいいのですが、夫の呑気な態度や、部屋を見回す余裕に嫌悪感を覚えました。産後7年経った今も忘れられません。
出産前の「暇そうだね」発言も、出産後の「Wi-fiあるんだ」発言も、どちらも夫には何も言わず、自分の中だけで恨みとして持っています。産む瞬間の痛みや大変さはイメージしやすいのかもしれませんが、出産前の不安や緊張についてはなかなか想像してもらえないものだなと思いました。察してもらえないのなら、具体的に何がしんどいのかなどを伝えればよかったです。これから出産を経験する方は、出産時の大変さだけではなく、出産前や直後の気持ちや体の状況をきちんと言葉にして伝えると、ストレスが和らぐかもしれません……。
著者:上村 栄子/40代女性・専業主婦
7歳の娘を育てる母。専業主婦をしていて、趣味は押し活。トイプードルを飼っている
作画:さくら
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年4月)
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