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「えっ、何のにおい?」密室エレベーターで突然漂った異臭の正体は?逃げ場のない空間で息を潜めて

仕事帰りにショッピングモールへ寄ったときのことでした。エレベーターに乗った瞬間、思いがけず漂う異臭に驚き、ふと足を止めた出来事が今も鮮明に残っています。

 

密室エレベーターで炸裂!異臭に遭遇

ある日の仕事帰り、ふとショッピングモールに立ち寄りました。荷物が多かったのでエレベーターを使うことにしたのですが、少し並んだ後、扉が開くと先に降りた人たちが一斉に去り、ちょうど空いたスペースに「ラッキー!」と心の中で思いながら乗り込みました。

 

ところが、扉が閉じた直後、どこからともなく不意の異臭が漂い始めました。「えっ、これは……何のにおい?」と驚かずにはいられませんでした。

 

エレベーター内に充満したその香りは、食べ物や汗のにおいとは明らかに異なり、まるで生ゴミや下水のような、どこか不快な印象を与えるものでした。完全に密閉された空間で、私は言葉も出ず、ただ息を潜めるほかなかったのです。

 

逃げ場なしの苦悩と恐怖が襲う

一瞬、「もしかして、誰かが持ち込んだ食べ物のにおいか?」と考えながら周りを見渡すと、乗っているのは私を含めてわずか3人。すると、斜め前にいた男性がかすかに動いた瞬間、においは一段と強くなりました。

 

その時、心の中で静かに確信が芽生えました。明らかに体臭が原因だったのです。先ほどエレベーターから降りた人たちが急いで立ち去った理由が、やっとわかった瞬間でもありました。

 

エレベーターはゆっくりと上昇し、まるで永遠のような時間が続きました。途中、新たな乗客が乗り込むと、その方も一瞬「ん?」という表情を浮かべましたが、やはり逃げ場はありませんでした。私たちはただ、次の扉が開く瞬間を待ち続けるしかなかったのです。

 

「早く、扉が開いてほしい…」と、心の中で何度も願いながら、必死に数秒を数えました。しかし、エレベーターの動きは変わることなく、まるで地獄のような時間が続くように感じられました。

 

 

解放感!外の風が運ぶ新鮮な空気

やっと目的の階に到着し、扉がパッと開いた瞬間、私はためらうことなく降り立ち、外の新鮮な空気を胸いっぱいに吸い込みました。

 

「ふう…生き返った」

 

あのとき感じた新鮮な空気のありがたみは、今でも忘れられません。この体験を通して、密閉空間におけるにおいの影響の大きさを実感。以降は自分の体臭や周囲への配慮を一層大切にするようになりました。特に夏場は制汗スプレーや着替えを携帯し、公共の場での心地よさを守る意識が芽生えたのです。

 

まとめ

あのエレベーターでの体験は、限られた空間でのにおいの影響を身をもって感じるきっかけとなりました。不快な瞬間でしたが、そのおかげで、日常の環境や自分自身への気づかいが大切だと実感するようになりました。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

著者:上田愛子/30代女性・会社員

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年4月)

 

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