その後、二郎さんは親戚に言われるがまま再婚。新しい妻・二葉さんとの間に子どもをつくりますが、やっぱり子どもをかわいいと思えず、疲弊した妻に育児を丸投げ。
「周りのせいで仕方なく子どもをつくった」「今でもツキミしか愛していない」と、二郎さんは離婚したことに未練を感じているのでした。
そのころ、ツキミさんは……
好き勝手な発言を繰り返す先輩たち…
ツキミさんの離婚を聞きつけ、嫌みを言う職場の先輩。
「未熟な考えで離婚するなんて本当に親不孝」「社会不適合者ね」など口々に騒ぎ立てます。
そんな様子を見かねた主任は、ツキミさんを責める先輩たちを一喝!
「アンタたちは、孫の顔を見るために子どもを産んだの?」
「健康で元気に育ってくれただけでじゅうぶん親孝行だよ!」ときっぱり言い、ツキミさんにやさしく寄り添うのでした。
親不孝、社会不適合者、反社会的……。強い言葉を使って口々にツキミさんに嫌みを言う先輩たちは、子どものことを親孝行させるための道具としか思っていないようです。
子どもは親の所有物ではありません。生き方は本人の意思で決めるものであり、周囲から強制されるべきではありません。子どもの自分らしい生き方をサポートできるように、今一度親子の関係を見直したいですね。
尾持トモさんの連載は、ブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。