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「もう離婚よ」夫の暴走で最悪の披露宴に。夫を許せない私に義母がかけた意外な言葉とは

友人の紹介で知り合った私と夫。バレーボールという共通の趣味で盛り上がった私たちはすぐに意気投合し、知り合ってから半年、私と夫が35歳のときに入籍。結婚式は夫と話し合いながら準備をし、2人で心待ちにしていました。式当日、夫が親戚や友人たちにも楽しんでもらいたいと思い、サプライズを決行。しかし、あまりにもひどいそのサプライズに、私は本気で離婚を考え始めます。そんな私を思いとどまらせた義母の言葉とは?

 

楽しんでもらえる結婚式にしたかったのに

「もう離婚よ」夫の暴走で最悪の披露宴に。夫を許せない私に義母がかけた意外な言葉とは

 

「もう離婚よ」夫の暴走で最悪の披露宴に。夫を許せない私に義母がかけた意外な言葉とは

 

 

「もう離婚よ」夫の暴走で最悪の披露宴に。夫を許せない私に義母がかけた意外な言葉とは

 

「もう離婚よ」夫の暴走で最悪の披露宴に。夫を許せない私に義母がかけた意外な言葉とは

 

私たちは入籍して一緒に住み始め、親戚や知人への結婚報告も正式にしようと、半年後に結婚式をすることにしました。

 

早速、式の準備に取りかかった私たち夫婦。夫が「親戚や友人が飽きないような楽しい式にしたいね」と言い、結婚式の余興を歌唱力に自信のある親戚に頼んでいました。他にも式の進行を考えたり、引き出物を選んだりと、毎日寝る間を惜しんで準備を進めます。

 

自分たちで一つひとつ決めていくのは大変ですが、式当日を思い浮かべると準備も苦痛には感じません。そしてあっという間に半年が過ぎ、結婚式の当日となりました。

 

夫がまさかのサプライズ

 

結婚式が始まり、特に大きな問題もなく順調に進んでいきました。すると突然、夫からのサプライズがあるとのアナウンスが流れました。私は何も聞いていなかったので驚いていると、スクリーンに「新婚生活を大公開」と大きな文字のタイトルが。会場の全員がスクリーンに釘付けになり、私も「何が起こるんだろう」と前のめりになりました。

 

すると、映し出されたのは私が夫に甘える様子や、朝起きたばかりで化粧もヘアセットもしていない私の姿。なんと夫は私に内緒で日々の生活を隠し撮りしていたのです。

 

映像が終わると一気に会場がざわつき始めます。私は恥ずかしさのあまり泣き出してしまいました。ウェディングプランナーも「すみません。私も止めたんですが、ご主人さまがどうしてもとおっしゃって……」と慰めながら私に言いました。

 

夫は「俺たちがどれだけ仲がいいか見せられたからいいだろ?」と悪びれる様子もありません。結婚式の途中ではありましたが、私は「結婚式でありえない! もう離婚よ!」と夫に伝えると、その場で泣き崩れてしまいました。

 

何とか式が終わると「ごめんなさい。息子が何もわかってなくて……」と謝る義母。義父も「お前、自分が何をやったかわかってるのか?」とあきれていました。普段温厚な義母や義父に激怒され、事の重大さに気付いた夫は「こんなふうになるなんて思わなかったんだ。ごめん」と平謝り。しかし私は「いくら謝ってももう時間は戻せない!」と夫のことを受け入れられなくなっていました。

 

 

離婚を考え直させた義母の言葉

それから1カ月以上たっても、私は夫を許せず、口をききませんでした。そんな状況を夫が伝えたのか、義母が私を訪ねてきたのです。

 

義母は「本当にごめんなさい。息子のしたことを許せとは言わないわ。一緒にいるのがつらいなら離婚していいわよ」と私に言いました。いつも息子を溺愛している義母なので「息子をもう許してあげて」と言われるとばかり思っていた私。まさかの言葉に、私は思い切って今の正直な気持ちを義母に話してみることに。

 

「夫の陽気でいつも前向きなところは好きなんです。でも、結婚式でのあの行動だけはどうしても許せなくて」と私が言うと、義母は「許さなくていいのよ。ここだけの話だけど私の夫は、若いころ一度だけ浮気したのよ。それは今でも許せない」とさらりと言いました。私は「何で離婚しなかったんですか?」と問うと、義母は「正直わからないのよね。でも、夫からの愛情は変わらず感じられて」と答えました。

 

義母が帰り、ひとりで冷静になって考える時間を取りました。今はまだまったく夫を許す気持ちにはなれません。しかし、夫と離婚したいわけではないということに気付きました。

 

しばらくして夫が仕事から帰宅し、自分の気持ちを伝えることに。「今日、お義母さんが訪ねて来て、あなたをまだ許せないって話をしたんだ。そしたら許さなくていいって」と私が言うと、夫は「ほんとに済まなかった。ただその場が盛り上がると思ってやっただけなんだ」と謝り続けました。

 

私は「お義母さんが許さなくていいって言ってくれたおかげで、モヤモヤした気持ちがスッと晴れた気がして。あなたをまだ許せないけど、これからも一緒に幸せな家庭を築いていきたいって思ったの」と改めて伝えると、夫は「ありがとう。もう離婚されても仕方がないと思っていた」と涙を流しながら言いました。

 

まとめ

本気で離婚を考えていましたが、義母から「許さなくてもいい」と言われたことで冷静さを取り戻せた私。最悪な思い出しかない結婚式ですが、5年たった今では笑い話になりつつあります。そして2人の娘にも恵まれ、いつも陽気で明るい夫とともに、にぎやかで楽しい家庭を築くことができています。親戚や知人にどう思われたかわかりませんが、義母の言葉が私を救ってくれた出来事でした。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

著者:戸田 千鶴/40代女性・会社員。4歳と2歳の仲良し姉妹を育てるママ。仕事と育児の両立に奮闘中。

マンガ/あさうえさい

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年4月)

 

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