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保育園でヘアゴムが紛失。後日、お友だちがママに「またヘアゴム取ってくるね!」え…?問いただすと

長女は3歳のころ、髪が長かったため保育園に行くときは髪を結んでいました。そのときお気に入りだったのが、家族で出かけたときに買ってあげた花のモチーフが付いたヘアゴム。しかし、ある日保育園へ迎えに行くと、落ち込んでいる様子の長女。担任の先生から「長女ちゃんのヘアゴムがなくなってしまい……。申し訳ありません」と説明を受けました。

 

なくしたヘアゴムがお友だちの髪に…

どうやらお昼寝前にヘアゴムを外し、保育室にあるヘアゴムを入れておく箱に長女が自ら入れている様子を先生が見ていたようなのですが、お昼寝後に見ると長女のヘアゴムだけなくなっていたらしいのです……。

 

先生たちが長女のカバンや棚の裏なども探してくれましたが見つからず、長女も私も諦めることに。落ち込んでいる長女を見ていたたまれず、保育園からの帰りに5歳の長男、1歳の次女も連れて、新しいヘアゴムを買いに行きました。長女も満足そうで一安心。

 

その週末、近所の公園に子どもたちと遊びに行ったとき、長女は買ったばかりのヘアゴムで髪を結びご機嫌です。公園に着くと、長女と同じクラスのAちゃんが、ママとすべり台で遊んでいるのを見つけ、一緒に遊ぶことに。すると、Aちゃんが「長女ちゃんかわいいヘアゴムだね!」と褒めてくれました。Aちゃんも髪を結んでいたので「Aちゃんのヘアゴムもかわいいね」と言う長女。しかし、Aちゃんのヘアゴムをよくよく見ると、どこか見覚えのあるような……。先日保育園でなくした花のヘアゴムにとてもよく似ているなと思ったのですが、長女とAちゃんは仲良しだと先生から聞いていたので、「きっと似たものを買ってもらったのだろう」と気にしないことに。

 

しかし、Aちゃんが「ママ、長女ちゃんのヘアゴムかわいいから、また取ってくるね」と言うのです。私は「え!?」と思わず驚きの声が出てしまい「どういうことですか?」と聞くと「えっと……」と気まずそうなAちゃんママ。ごまかすように「お友だちの物は取ったらだめよ」と話すAちゃんママですが、「え? ママが取ってきたらいいって言ったでしょ」と悪気がなさそうに言うAちゃん……。やがてAちゃんママは観念した様子で、Aちゃんが長女のヘアゴムを気に入って欲しがっていたから、つい取るように言ってしまったと話してくれました。

 

そしてAちゃんが付けていたヘアゴムをその場で外して、「すみませんでした」と言って返してくれました。しかし「なんで取るの!?」と泣き出すAちゃん。それを見ていた長女は「これはAちゃんのだよ」とヘアゴムをAちゃんに渡します。


長女はAちゃんが付けていたヘアゴムが、先日なくなったものだとは思っていませんでした。私は子どもたちの関係を壊したくなかったので、「このヘアゴムはAちゃんのです。でも、Aちゃんに間違ったことを教えるのは違うと思います」とAちゃんママに毅然とした態度で伝え、このことは穏便に済ませることに。Aちゃんママは「本当にすみませんでした。ありがとうございます」と言って反省したよう。その後、子どもたちの気が済むまで公園で一緒に遊びました。後日、担任の先生にのみ今回のことを伝え、Aちゃん家族を見守ってもらっています。それ以降はAちゃんとのトラブルも起きていません。

 

Aちゃんママがどういうつもりで「取ってきたら?」と言ったのかはわかりませんが、まだ物事の分別がつかない時期の子どもは、それが悪いことだと理解せずに言われたまましてしまうこともあるでしょう。私も、言葉には気をつけて子どもたちと接しなければと感じた出来事でした。
 

 

著者:下野香月/30代・ライター。面倒見のいい6歳の長男と、ひょうきんな4歳の長女、甘えじょうずな2歳の次女を育てている元保育士ママ。在宅勤務を目指しスキルアップ中。日々子どもたちに癒やされながら、忙しくにぎやかな毎日を送る。

 

作画:yoichigo

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年3月)

 

 

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      買いたくないからでしょ、同じ保育園に泥棒がいるって最悪ね。

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