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飲み会ばかりで育児をしない夫「仕事の息抜きさせろよ」すると娘が夫に人見知り。嫌がる娘に夫が後日…

残業が多く「仕事が忙しい」「疲れている」と平日も週末も家事・育児に参加しない夫。しかし、飲み会がある日は定時で上がって一度家に帰ってから楽しそうに向かうのです。私はそんな夫にずっとモヤモヤしていました。するとある日、いつもは夫に遊んでもらおうと駆け寄る娘が、夫に衝撃の行動をとるのです……。

この記事の監修者
監修者プロファイル

助産師関根直子

筑波大学卒業後、助産師・看護師・保健師免許取得。総合病院、不妊専門病院にて妊娠〜分娩、産後、新生児看護まで産婦人科領域に広く携わる。チャイルドボディセラピスト(ベビーマッサージ)資格あり。現在は産科医院、母子専門訪問看護ステーションにて、入院中だけでなく産後ケアや育児支援に従事。ベビーカレンダーでは、妊娠中や子育て期に寄り添い、分かりやすくためになる記事作りを心がけている。自身も姉妹の母として子育てに奮闘中。
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夫が娘に近づくと…!?

いつも「仕事が忙しい」と言って平日は帰りが遅い夫。しかし、職場の飲み会がある日は、なぜか定時で仕事を終え、荷物を一度家に置いて、楽しそうに出かけて行きます。

 

ある日、いつものように定時帰宅し、飲み会を楽しんだ夫。飲み会から帰り上機嫌な夫を見て「家のことは全部私任せなのに、自分は外で楽しんで……」と私は今までの不満を漏らします。そして「飲み会に行く元気があるなら、たまには娘と遊んでくれない?」と少し強めに言いました。

 

すると夫は、「それとこれとは別だろ。この息抜きのために仕事の都合をつけてんだよ」と不機嫌に。険悪な空気になり、それ以上は何も言えませんでした。仕事が大変なのもわかっていますし、息抜きが必要なことも理解しています。しかし、私はいつまでワンオペ家事・育児をしなければいけないのだろう……と思うと、モヤモヤはさらに大きくなるばかりでした。

 

 

週末も疲れを理由に夫は寝ている時間が長く、娘とのふれあいの時間はわずかです。小さな子どもの成長はあっという間で、このかけがえのない瞬間をどれだけ見逃しているのだろうと不満を感じていました。

 

すると週末のある朝、起きてきた夫が1歳の娘に「おはよう」と近づくと、泣いて逃げ、私にしがみついてきたのです。夫が「おいで、遊ぼう」と言って近づくと「イヤイヤー!」と余計に大泣きします。夫は、娘から人見知りされるようになってしまったのです。娘に拒絶された夫は「まさか娘に人見知りされるなんて……」と、大きなショックを受けていました。

 

娘は夫が部屋にいるだけで私にくっついて離れないので、私も思うように家事が進みません。そのため、しばらく週末は夫に家事を頼む日々が続きました。

 

 

もちろん、夫が家族のために一生懸命働いてくれていることは理解しています。しかし、1歳の娘にとっては、一緒に過ごさない日が続けば「パパ」の存在が薄れてしまうのも当然。

 

今回の出来事をきっかけに、夫は、子どもと過ごす時間の大切さや、家事の大変さを実感したようで、平日も早く帰る日が増え、飲み会も減りました。週末にも娘に絵本を読んだり、おもちゃで遊んだり、一緒に出かけたりと積極的に関わろうとする姿が。夫の変わりように衝撃を受けましたが、次第に娘がまた笑顔を見せるようになったので一安心しました。

 

仕事と家庭の両立は簡単ではありませんが、家族との時間を意識的に作ることが大切だと感じた出来事です。

 

◇ ◇ ◇

 

娘さんがパパに笑顔を見せるようになって、よかったですね。パパが積極的に関わった結果であり、家族みんなで絆を深めるきっかけとなったことでしょう。

 

実は、赤ちゃんがパパに対して人見知りをする「パパ見知り」は、決して珍しいことではありません。赤ちゃんがママとパパを区別できるようになる生後5ヶ月ごろから見られるようになり、1歳を過ぎるころからその傾向が弱まるごろまで続くことが多いと言われています。この時期の赤ちゃんにとってママは過ごす時間が長く一番身近で自分を守ってくれる特別な存在であり、日頃のふれあいが少ないパパに対して警戒心を抱いてしまうことが原因です。

 

しかし、「パパ見知り」は決してパパが嫌いというわけではありません。お世話や遊びを通じて日常的に赤ちゃんと関わる時間を増やすことで、少しずつ克服することができます。具体的には、今回のように絵本を読んだり、一緒に遊んだりといった積極的な関わりを増やすこと、ママと一緒に赤ちゃんをあやす時間を作ることを心がけるとよいでしょう。そうやって少しずつ関わりを増やすことで、信頼関係を築くことができます。そして、赤ちゃんが嫌がる場合は無理せず、パパの顔や声に慣れる時間を意識的に増やすことも大切です。

 

パパ見知りは、赤ちゃんにとっての成長の一環でもあります。この時期を家族で協力しながら乗り越えることで、より深い絆が生まれるのかもしれませんね。
 

 

著者:田中唯/30代・会社員。好奇心旺盛な1歳の女の子のママ。パンとスイーツが大好きで、娘とのゆったりカフェデートに憧れている。

 

作画:yoichigo

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年5月)

 

 

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