お土産を無くし青ざめる息子
しかし、出発のときになって小学3年生の息子が青ざめた顔で「ぼくの買ったお土産がない!」と言い出したのです。慌ててお土産コーナーに戻って探しましたが、どこにも見当たりません。息子は悲しそうな顔で、今にも泣き出しそうでした。私たちは困り果てて、サービスエリアのインフォメーションに相談してみることに。
事情を説明すると、係の方が親身になって一緒に探してくれたのですが、やはり見つからず……。諦めかけたそのとき、係の方が「もしよろしければ、館内放送で呼びかけてみましょうか?」と提案してくれたのです。
半信半疑でお願いした数分後、放送を聞いたという若い女性が私たちが探していたお土産を持ってインフォメーションに現れました。「さっきベンチに置いてあるのを見つけたんです。落とし物だと思って」と、にこやかに手渡してくれました。息子の顔は一瞬で明るくなり、「ありがとうございます!」と深々と頭を下げました。
◇ ◇ ◇
人の温かさに改めて触れることができました。見ず知らずの私たちに親切にしてくださった女性、そして丁寧に対応してくださったサービスエリアの方々には、感謝しかありません。小さな親切が、人の心をどれほど温かくしてくれるのかを息子と一緒に肌で感じることができた貴重な経験となりました。忘れ物のハプニングはありましたが、それ以上に心に残る温かい出会いがあったサービスエリアでの出来事でした。
著者:大島すず/30代女性・会社員/3歳の娘を育てている母親です。会社員です。結婚4年目になります。
イラスト:まげよ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年5月)
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