『天ぷら 中山』
住所:東京都中央区日本橋人形町1-10-8
アクセス:地下鉄浅草線・日比谷線 人形町駅 徒歩3分/地下鉄半蔵門線 水天宮前駅 徒歩3分
孤独のグルメ「天ぷら中山」の平日ランチは大人気
人形町の駅から徒歩4分の路地にある「天ぷら中山」は平日のみの営業にもかかわらず、ランチどきにはいつも行列ができています。
筆者が訪問した日も、開店時間の15分前にはすでに7人の列ができていました。
お隣に「割烹三友」という和食屋さんがあり、こちらは特大カキフライで有名なお店で行列ができます。閑静な路地ですが、この通りだけ人がたくさんいます。行列にならび間違えないように気を付けてください。
「天ぷら中山」の天丼は江戸時代のファーストフード
開店すると先頭の人から席に座っていきます。手前がカウンターになっていて、行列の先頭にいた人たちはそこに座ります。
満席かとおもいきや、奥に小上がりの座敷があり、相席ですが座ることができました。
庶民的な店構えで敷居が高くない感じが、江戸時代って天ぷらがファーストフードだったということを思い起こさせました。
人形町「天ぷら中山」の黒い天丼の味
さて、お待ちかねの天丼(1,485円)です。丼ぶりに蓋が閉められた状態ででてきました。
蓋をあけると、そこには黒い天丼が!いかにも味が濃そうなところが庶民の食べ物といった印象です。
この色の正体は濃口醤油を使った天丼のタレ。甘辛いタレが染みこんでいる天ぷらを想像するだけでよだれが出てきます。
では、いただきます!
あれ?全然しつこくない、というのが最初の印象です。すごく甘いわけではなく、すっきりとした醤油味が勝っています。
衣はしっとりしていて、海老、白身魚はふわふわ、野菜も柔らかいです。
途中で甘辛に飽きてきたら、味噌汁やお新香で塩辛いものを口に入れ、甘いのとしょっぱいののループで、どんどん箸が進みます。
ご飯にもたっぷりタレがかかっているので、最後まで甘辛な醤油を堪能できました。高級な天ぷらもありますが、こういう庶民派の天ぷらがやっぱり美味しい!
「天ぷら中山」にある大物有名人のサインとは!?
天丼を食べ終わってふと上の壁を見ると、誰かのサインが飾ってあります。よくよく見ると長嶋茂雄さんのサインでした!
長嶋一茂さんのお父さんで、ミスタージャイアンツと呼ばれた名野球選手にしてスター。
1960年代〜70年代に活躍したので、これに共感してくれる人はいるのでしょうか。。。ただの庶民派のお店ではない、とても歴史あるお店でした。
そんな歴史を感じるけど敷居が高くない人形町の老舗で、天丼を食べてみませんか?
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