2人の子どもを完全母乳で育てた筆者も、決してスムーズに母乳育児ができたわけではなく、特に1人目は軌道に乗るまで時間がかかりました。私の母乳育児の最大の悩みは「どれくらい飲んでいるか分からないこと」でした。今回は、その悩みを解決をするためにおこなったことをご紹介します。
母乳出てるの? 量が分からないって不安
私はできるだけ母乳育児をしようと毎日必死で授乳をしていました。赤ちゃんが生まれてすぐの時期は、赤ちゃんが泣いたらおっぱいを飲ませるを繰り返していました。赤ちゃんは一生懸命に乳首に吸い付いていますが、果たして本当に母乳は出ているのか? と毎回心配でした。
母乳量が目に見えないのが不安でした。果たして母乳は足りているのだろうか。退院後は、母乳外来を定期的に訪れ、助産師さんのフォローを受けました。
母乳外来ってどんなところ?
母乳外来とは、母乳育児をサポートしてくれる施設のこと。母乳が出ているのかなど、不安や悩みを感じたら母乳外来を訪れるのもひとつの方法です。
私が通ったところでは、赤ちゃん用スケールを使って母乳量を測るなど、きめ細かなフォローしてくれました。電話相談もできたので心強かったです。また、母乳の出をよくするためにマッサージも受けました。
自宅の体重計で赤ちゃんの体重を測っても
2人目ではこれまで経験したことを生かし、フォローを受けることなく母乳育児をすすめられました。2人目は乳腺が開きやすく、赤ちゃんがむせるほど母乳の出がよかったです。自分でも母乳が出ている感覚がしたため、悩む心配がありませんでした。
念のため、自宅にある体重計を使って赤ちゃんの体重を測りました。赤ちゃんを抱っこして測った体重から自分の体重を差し引くだけ。1人目のときも体重計を使ったらよかったと感じました。
赤ちゃんが生まれて間もないころは、母乳量や体重の増えが気がかりですよね。自分に自信がなくなって、母乳育児をあきらめてしまうことも。悩んだときは母乳外来を訪れるなど、ひとりで悩まずに、誰かに相談してみることも大切だと感じています。
著者:田中由惟
一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。