駅で困る私に声をかけてきたのは…
私はドキドキしながら改札を通って、ホーム行きのエレベーターに乗ろうとしたところ「点検中」と書かれていました。初めてのベビーカーでのお出かけでさっそく壁にぶち当たってしまい、どうしようかと困っていると、やさしそうな20代くらいのスーツの男性が「あのー、一緒に持ちましょうか!」と声をかけてくれたのです。
男性が一緒にベビーカーを担いでホームまで階段を登ってくれて、私がお礼を伝えると「いえいえ〜」と爽やかな笑顔で去っていきました。そして、乗りたい電車が到着し、ベビーカーの前輪を上げて乗ろうとしたとき、今度は大学生くらいの男性が「大丈夫ですか?」と言いながら、ベビーカーにそっと手を添えて手伝ってくれたのです。
その後も、ショッピングモールのエレベーターでは女性がボタンを押して「どうぞ」と声をかけてくれて、初めてのお出かけは、たくさんの人のやさしさに触れてとても思い出に残るものになりました。
この日のお出かけをきっかけに、私も困っていそうな人を見かけたら、迷わず声をかけるようにしています。「子連れ様」など、冷たい言葉も飛んでくる世の中ですが、やさしい人はたくさんいるとわかってうれしくなりました。私もやさしい人の1人になりたいと思った出来事でした。
著者:渡辺 咲/30代・女性・主婦。男の子1人を育てる母。飲食店でパート。
イラスト:きりぷち
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年4月)
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