夫の言い分にあきれかえった妻は…
私は、夫が浮気した理由を知って、自分にも原因があったのでは……と自問自答します。
「いや、違う」
かほさんは、自分が妊娠して思い上がっていただけなのか、りょうさんの気持ちを無視していたのか振り返ります。
しかし、やはりりょうさんが自分の気持ちを言わず、現実から目を背けてきた結果だと結論付けました。
「私と子どもの人生狂わせたこと、わかってる?」
かほさんは、りょうさんを責め立て、実家に帰って親にも報告すると宣言。同時に、学校の退学や、離婚の手続きもおこなうと言います。
「慰謝料と養育費は覚悟しておいてね」
最後にそう言い残し、かほさんはりょうさんに背を向けるのでした。
りょうさんの浮気以前に、夫婦の間ですれ違いがあったことに気付いたかほさん。本気で悩んでいたとしても、自分の意見を言わず、責任を負うことから逃げていては、結局は多くの人を傷つけ、不幸にしています。夫婦関係は信頼で成り立つもの。信頼の構築には、日々の小さな思いやりや、対話の積み重ねが大切です。
りょうさんが、父親になることへの不安をかほさんに相談し、現実から逃げず、きちんと向き合う努力をしていたら……? 浮気へ走ったり、夫婦関係がここまで壊れてしまったりすることはなかったのかもしれませんね。
のむすんさんのマンガは、このほかにもブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。