妻の正論に夫の言い分は?
私は、夫に浮気した理由を聞くことにしました。
「なんで浮気したの?」
かほさんの問いかけに、「深い意味はなかった」と返すりょうさん。
しかし、めいさんへつきまとっていたことを追及されると、りょうさんは「重かったんだよ!!」と声を荒げます。
子どもに興味がなく、かほさんが妊娠して「父親の自覚を持て」と言われることが重荷だったと告白。
『どこまで無責任なの……?』
かほさんはあきれ、過去を振り返ります。
考えてみれば、結婚についても、5年付き合っても結婚のケの字もないりょうさんに、かほさんからがしびれを切らして、結婚するか別れるか選択を迫ったからだと思い出し……。
「そもそも、私と結婚したくなかったんじゃないの?」
思わず、そんなことを口にしてしまったかほさん。うつむき、表情を曇らせるかほさんに、りょうさんは「そんなことないよ」と苦し紛れの返事をするのでした。
浮気の理由を問い詰められて、りょうさんは父親になる自覚を持てずにいたことを話し始めました。どんな事情があったとしても、浮気を正当化できる理由にはなりません。実感が湧かず、父親になる自信が持てなかったのであれば、それは、夫婦で考えるべき、乗り越えるべき問題です。
夫として、父親としての責任を果たすつ努力をせず、逃げてきたりょうさん。その姿勢こそが、問題の本質であり、このような結末を招いた大きな原因のひとつなのではないでしょうか。真剣に向き合うつもりがなかったのなら、最初からかほさんの人生に踏み込むべきではなかったのかもしれませんね。
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