一方的な義父に困った私たちは…
「なんの用だった?」と私が尋ねると、「俺の祖父母が今年88歳になるから、親族でお祝いの食事会をするって」と言う夫。「そうなんだ、おめでたいね! いつするの?」と聞く私に、夫は困った顔で「それが、出産予定日の1週間後らしいんだよ。しかも、俺たちも生まれた子どもを連れて3人で参加しろって言うんだ」と言いました。義両親の家は車で1時間ほど。長い時間、生後1週間のわが子を車に乗せたり、大勢いる食事会に参加させたりするなんてありえない……と私はドン引きして、「え、それは無理だよ!」と大慌て。夫も、「だよなぁ。やっぱり家族では行けないし、どうしてもって言うなら俺だけ行くって伝えてみるよ」と再度義父に電話をかけました。
しかし、またも困った表情で電話を切ってため息をつく夫。「座敷にしたし、親族だけだから気兼ねしなくていいのに、なんで来られないんだ! 参加しろ! って言うんだよ。理由を説明したいのに、こっちの話を聞きもしない。今回は俺たち2人だけの問題じゃないのに」と言いました。そんな様子の夫に、「ねえ、いつもは事前に私たちの都合を聞いてくれるのに、今回はどうしてこんなに一方的なのかな?」と聞く私。すると夫は、「母さんはちゃんと相手に確認するタイプなんだけど、父さんはわりと何でも勝手に進めるタイプなんだよな……。もしかして、母さんは今回のことを知らないのかも」と言います。そこで今度は、義母に連絡してみることにしました。
すると、食事会に私たちを参加させようというのはやはり義父の独断だったことが判明。義母からは、「何考えているのかしら、あの人! あなたたちは無理だろうし、参加しなくていいから! また後日お祝いしてあげて!」と言われたのです。その後、夫に義母から「お父さん、どうしても孫を集まりの日に披露したかったみたい。生まれてすぐの子を連れてくるのは難しいってしっかり言っておいたから! しゅんとしてたけど、納得はしてくれたみたい」というメッセージが届きました。その後すぐに義父からも夫へ電話があり、「無理強いをしてすまんかった」と謝ってくれたのでした。その1カ月後、私は無事に娘を出産。食事会の日は既に退院して自宅に戻っていたので、ビデオ電話越しに少しだけ会食の場に参加させてもらいました。
食事会に誘ってもらえるのも、義父が孫を楽しみにしてくれるのもうれしいのですが、一方的に決められるのは困りました。義母のように、物事は相手の都合も考えて進めるべきだと改めて感じた出来事です。
著者:坂井みさき/20代・主婦。絵本とお絵描きが好きな、1歳の自己主張強めな女の子を育てるママ。日々の楽しみは、娘を寝かしつけたあとで夫と甘いものを食べながらテレビを見ること。
作画:ひのっしー
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年3月)
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