上司の忠告に思わず歯噛みする夫
俺は上司から「家族を大切にしない男は認めない。家庭を疎かにしてしまう者は脆い。そんな部下は必要ない」と断言され、内心冷や汗が止まりません。
みゆきさんとれんとくんが家を出て行った翌日。
「家族を大切にしない男は認めない」
花形部署への異動が決まり、異動先の上司から「家庭を疎かにしている部下は必要ない」と断言されたシュンさん。
内心では「バカげた考え」だと罵りながらも、自分の出世のためにみゆきさんに連絡を取り続けます。
しかし、みゆきさんはシュンさんからの連絡を完全スルー。シュンさんは「この俺が忙しい中、謝罪までしているのに! 本来ならば、ボロ雑巾のように捨ててやるのに!」と、どんどんストレスをため込んでいくのでした。
自分に非のある出来事であるのにも関わらず、家を出て行ったみゆきさんを責めるシュンさんの姿には恐怖を覚えます。「謝罪までしているのに」という言葉からもシュンさんがみゆきさんに連絡、謝罪しているのは、自分の言動を悔いて、家族を大切に思っているからではないとわかります。
自分の都合だけを考えている間は、口先だけの謝罪をどれだけ重ねても、「夫を捨てる」と決意したみゆきさんには届かず、話し合いのテーブルにすら着いてもらえないでしょう。シュンさんのような状況に陥った際は、自分に悪いところがなかったか振り返り、反省し、改めることのできる人間でありたいですね。
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