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不妊治療の末やっと妊娠した私に職場の人が「水中出産にすれば?保険金かけときなよ!」すると目撃者が…

妊娠していたころの話です。私は当時、初めての妊娠で日々自分の体の変化に戸惑いながらも、何とか仕事へ通っていました。そして妊娠5カ月のころ、10歳ほど年上の女性・Aさんが中途採用で入社してきました。

最初は特に問題を感じませんでしたが、1~2カ月すると、段々と「マンションのお隣さんの洗濯物を干す音がうるさいからベランダから大声で文句を言ってやった」「職場のエレベーターで別のフロアの男性に声をかけられた」というような衝撃の発言が目立つように。職場でそんなことを大々的に言ってしまうのか……と私はその感覚が理解できず「関わるとめんどうなことになりそうだな」と思い、Aさんとの会話は必要最低限に留めていたのですが……。

 

職場の新人がまさかの発言

そんな矢先、同じ業務を担当することになったうえに、私が指導することとなり、1日中Aさんと過ごすことになってしまったのです。すると、Aさんは親しくもないのに私のことを根ほり葉ほり聞いてきます。

 

実は、私は不妊治療の末にやっと妊娠。もちろんそんなことはAさんには話していません。しかし、どこから聞きつけたのか不妊治療をしていたことを知ったAさんは、期間やかかった総額など、プライバシーに関することを遠慮なく聞いてきます。初めての、それも不妊治療を乗り越えての妊娠。穏やかな気持ちで過ごしたかった私の心は打ち砕かれ、毎日がストレスでいっぱいになりました……。

 

しかも、赤ちゃんの性別が男の子だとわかると、Aさんは「この名前はどう? 男女ともに人気ある名前だって!」「こっちの名前もいいかも~」などと言って勝手に名前を考え始めます。初めての妊娠でかなりナーバスになっていた私は「なぜ私の子の名前をAさんが考えるの!?」とイライラ。

 

さらに、出産スタイルについても質問され、自然分娩の予定だと伝えると、私の趣味がスキューバダイビングと知っていたAさんは、「水中出産にすればいいんじゃない?」と言います。苦笑いでごまかす私に対し、Aさんは「水中出産だし、事故があったときのためにたくさん保険はかけといてね」と言い放ったのです! 「事故があったときのために」という言葉に引っかかった私は、とてつもなくデリカシーのない発言だと感じ、ついに堪忍袋の緒が切れました。

 

私は「縁起でもないこと言わないでください! あまりにも失礼な発言が多すぎます!」とAさんにはっきり言い返しました。周りの社員の人たちも冷ややかな視線をAさんに送っています。するとAさんは、まさか私が怒ると思っていなかったのか黙り込み、「ごめん」とひと言だけ口にし、その場から去っていきました。周りの社員の人たちは「大丈夫?」と心配して声をかけてくれたのでした。それ以来、出産に関する話はしてこなくなり、失礼なことを言ってくることもなくなりました。

 

波風を立てたくないとの思いから苦笑いでやりすごしていましたが、あまりにも失礼な言動に対しては、はっきり拒否することも大事だと思った出来事です。
 

 

著者:竹内美月/40代・ライター。車のおもちゃが大好きな4歳の男の子と、歌って踊るのが大好きな1歳の女の子を育てる母。平日はほぼワンオペ育児。何が起こったのかわからないようなスピードで時間が過ぎていく、ドタバタな日々を送っている。仕事終わりに夕飯を作りながら飲むハイボールが楽しみ。

 

作画:ひのっしー

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年3月)

 

 

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