アラフィフになってもセクハラに遭う?
私は社会人になってすぐ「授かり婚」をし、20代半ばから既婚だったため、露骨なセクハラに遭うことはほとんどない20〜30代を過ごしてきました。若い後輩がセクハラに悩む姿は見てきましたし、上司のセクハラにより自主退職を選んだ後輩の姿を見たこともあり、悲しい思いはしましたが、「結婚していればセクハラには遭わないものなのだな」と、自分には関係が薄いことのように思っていました。
そのため、自分が離婚をしてシングルになり、アラフィフになってもセクハラに遭うのだという事実は想定の範囲外でした。セクハラをするような男性は、何歳であっても、声を上げられない相手を選んでセクハラ行為をしているのだという事実にショックを受けました。配偶者がいないことで、声を上げられない背景を見透かされていることに悔しさを覚えました。
社内外でセクハラに遭って考えたこと
セクハラは、社内と社外それぞれで起こりました。最初に社内の相手からセクハラを受け、当初は親しみの感情との区別がつかずしばらく悩みました。友人に相談すると「会社に言ったほうがいいよ」と言われたのですが、相手は私にとって直属ではないけれど上司に当たる立場。仕事がしづらくなることを恐れて、自分さえ我慢していれば……と10カ月ほど沈黙を守りました。
するとその上司が取締役に昇格したのです。これはますます、社内で声を上げることはできないと思いました。つらいし悔しいけど、セクハラの事実は自分の胸の内だけに留めておくしかないのだと決めたのです。
そんな中、社外でもセクハラに遭う機会がありました。それは明らかに、仕事上の上下関係を利用したものでした。そしてその男性は、私の他にも複数の女性、しかも自分より立場の弱い女性にセクハラを繰り返していたことがわかりました。そこで私は、セクハラをするような男性は常習者で、しかも相手を選んで繰り返すのだとようやく気付いたのです。
アラフィフとして後輩女性を守りたい一心で
社外の男性が、自分より立場の弱い女性を選んでセクハラを繰り返していることに気付き、社内の男性もそうだったのではとようやく思い至りました。まずは直属の上司に報告しましたがあまり取り合ってもらえず、その上司の許可を得て、後輩女性たちから聞き取りをすることにしました。
すると1人の後輩女性が、直接的な被害には及んでいないものの、その男性が急に距離を詰めてきて不審に思った経験をしていたことがわかりました。同じ流れで私がセクハラをされたことを伝えると、彼女はとても納得していて、自分も危なかったと話してくれました。
やはり……と思った私は、社内と社外の両方で、信頼できる男性に対して、セクハラを受けている事実を告げ、どうかその男性が女性と2人きりにならないよう気をかけてほしい、周囲が黙っているから本人は繰り返すのだと説明しました。男性陣は最初は半信半疑の様子でしたが、私以外の女性も被害(未遂)に遭ったと話すと、ようやく受け入れてくれました。
まとめ
私も20〜30代のころセクハラに遭っていたら、やはり自分の内だけに収めて黙っていることを選択したと思います。ただアラフィフになり人生経験も積んだ今だからこそ、若い後輩女性が同じ被害を受けることを食い止めたい! という思いが自分を動かしました。セクハラするような男性は、声を上げられない女性を選んでいること。周囲が黙っている限り繰り返す可能性が非常に高いこと。この2点は自分の経験から学んだこととして、後輩女性たちに伝えていきたいと思います。そして、少しでもおかしいと感じることがあればすぐに女性同士で共有し、対策を話し合おうという空気が普通になるよう、声を上げ続けるつもりです。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:ナカムラ アキノ/40代女性。40歳で再び独身に戻った、バツ2シングルマザー。30代まではボディラインにも肌にも自信あり。40代初期はプロポーションを褒められたり、そこそこモテたりでいい気になっていたが、40代半ばになり加齢の現実を徐々に目の当たりにしている最中。
イラスト/もふたむ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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