ネットの情報を信用できない義母
私が作った娘の夕飯を、夫は「見た目もきれいだし、柔らかくて食べやすそうなメニューだね!」と褒めてくれました。そして娘があまりにおいしそうに豆腐ハンバーグを食べるので、夫が「この姿を両親にも見せてあげたい!」と娘の様子を動画で撮影して義母へメールで送信。
すると、夕飯を食べ終わり皿洗いをしているときに、義母から電話がかかってきました。電話をとるとあいさつもなく、義母がすぐに「ねえ、孫ちゃんが食べてた料理ってあなたが考えたの?」と問いかけてきました。私は少し驚きつつも「ネットで1歳半が食べられる料理のレシピを調べたんですよ」と言うと、義母の様子が豹変。「子どもの料理の作り方をネットで調べるなんて気が狂ってるわ。ネットなんて信用できない。信頼できる紙媒体で調べなさいよ!」と言ってきたのです。発言の内容とその勢いにあっけにとられて何も言えない私に、義母は「私が本を買って送るから」と言って、さっさと電話を切ってしまいました。義母は、私の対応に気に食わないことがあるとすぐに難癖をつけてくるタイプ。今回もまた言われてしまったか……と私は落胆してしまいます。
数日後、義母からレシピ本が届きました。さっそく送られてきたレシピ本を見てみると「豆腐ハンバーグ」のレシピが載っていました。しかし、作り方を見てみると私がネットで見たものとまったく一緒です。
その日の夕飯時、義母から電話がかかってきたので、本のお礼とレシピが同じだったことを伝えると、「そんなわけない」の一点張り。すると電話の内容を聞いていた夫が、「俺に代わって」と言うので、電話を交代。夫は「嫁ちゃんが見ていたレシピサイトと母さんが送ってくれたレシピ本の写真を今からメールで送るよ。本当に同じだから。嫁ちゃんが頑張って作ってくれたのに、いびるようなこと言うなよ!」と言ってくれたのです。すると義母はしばらく沈黙したあと、気まずそうに「そうなのね。同じだったならいいわ。強く言ってごめんなさいね」とだけ言うと、電話を切ったとのことでした。
義母が子育てをしていた時代には、ネットを使ってレシピを検索することはなかったと思うので、ネットの情報が信用できないという感覚はわからなくもありません。しかし、それでも頭ごなしに責められて悲しかったです。これからは義母からいただいた本も参考にしつつ、ネットの情報をうまく活用しようとは思いますが、また何を言われてしまうかもしれないので、義母とは適度な距離を保ち必要以上の内容は報告しないでおこうと夫と決めたのでした。
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ネット上には、正確な情報と、不正確で信頼性の低い情報が混在しています。その点を考えると、お義母様が「信用できない」と感じるのも無理はないかもしれません。
ネットで幼児食のレシピを調べる場合、管理栄養士が監修しているなど、信頼できる情報源かどうかを確認することが大切です。
そして今回のお義母様のように頭ごなしに否定するのではなく、情報源の信頼性を一緒に確認しながら、ネットの情報をうまく活用していきたいですね。
著者:村井あずき/20代・ライター。音が鳴るおもちゃが大好きな、1歳半の女の子を育てるママ。夫と2人で初めての育児に奮闘中。娘と一緒に絵本を読むのが大好き。
作画:yoichigo
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年3月)
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