「結婚式やめたら?」と言う義母に…
授かり婚だった私たち夫婦は、生後10カ月の娘がひとり座りできるころに結婚式を挙げる計画を立て、結婚式場の予約もしていました。お互いの両親も合意のうえ、着々と準備を進めていたのですが、結婚式があと1カ月まで迫ってきたある日、義母から電話が。
「やっぱり結婚式やめたら? 私、孫ちゃんの面倒見たくないし」と少しイライラした口調で言ってきたのです。そもそも、結婚式中の娘のお世話を買って出てくれたのは義母。それなのに直前になって「面倒を見たくない」と言われ、さらに「結婚式をやめたら?」とまで言われ、私は動揺します。すると義母が「やっぱり私だけ面倒見るのおかしいわよ!」と怒り始めました……。義母から言ってくれたことなのに……と私はモヤッ。すると義母は続けて「せっかくおいしいごはんが食べれるのに、子守りしてると冷めたものしか食べられなくなるじゃない。考えてたらなんだか嫌になってきちゃって」と言うのです……。今さらそんなこと言わないでほしいと思いましたが、せっかくの結婚式を悪い雰囲気にしたくなく「わかりました。娘の面倒は母にお願いしてみようと思います」と伝えると「あら、そう? お願いねぇ〜」とのこと。
母に事情を話して娘のことをお願いすると、「あら、そうなの? まぁ元々あちらのお母様にだけ任せるのは申し訳ないから私も一緒にお世話しようと思っていたし、孫ちゃんの面倒は私が見るから安心して」と快くOKしてもらえました。一瞬不穏な空気になるかと思いましたが快く引き受けてくれた母には感謝しかありません。夫にこの話をすると、義母に電話で「身勝手すぎるよ! 自分から言い出したことだろ。周りに迷惑かけないでよ」とガツンと言ってくれました。義母は息子に怒られて少しショックを受けていたそうです。今回はすでに母に頼んでOKをもらっていたので、そのまま母に娘の面倒を見てもらい、当日は無事に結婚式を挙げることができた私たち夫婦。
後日、母が義母から「わがまま言ってしまってごめんなさいね……。孫ちゃんの面倒見てくれてありがとうございます」と言われたと教えてくれました。今度、同じようなことが起きてしまった場合は、まず先に夫に相談をして、夫から義母に話をしてもらったほうがいいなと実感した出来事です。
著者:村井あずき/20代・ライター。音が鳴るおもちゃが大好きな生後11カ月の女の子を育てるママ。夫と2人で初めての育児に奮闘中。娘と一緒に絵本を読むのが大好き。
作画:Pappayappa
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年7月)