失敗の連続だった学生時代
生理が始まって間もない中学生のころは、よく失敗をしていました。授業の合間の10分休憩は、教室の移動や着替えなどでなかなか毎回トイレに行くことができなかったり、こまめにナプキンを替えるのも面倒くさがったりして、スカートを真っ赤にしたことが何度も!
自転車通学だったこともあってか、ナプキンがずれやすく、経血が漏れてしまうこともありました。特に夏服は薄手でスカートの色が水色だったので、経血汚れはとても目立って恥ずかしかったです。
友人と話していて気づいた「私の生理、重め?」
経血漏れ以外にも私には悩みがありました。
独身時代、女子会や女子旅に参加して、生理についてざっくばらんに話すうちに気がついたのは、どうやら私は、経血量が多めで、生理痛や生理前、生理中の気持ちの落ち込みが強いタイプだということ。確かに、生理前や生理中は悲しくなくても涙が出てしまい、感情のコントロールがうまくできないことがあったのです。
生理のつらさをパートナーにも共有
そんなこともあって、結婚後は夫に、折をみて少しずつ生理がつらいことを伝えていました。最初はピンときていなかったようですが、何度も話すうちにやさしく気づかってくれることが増えたのです。
情緒が不安定なときはなぐさめてくれたり、私が一方的に怒ってしまっても、いつも夫が折れてくれます。感情のコントロールができないことが続いても、根気強くフォローしてくれるのは、すごくありがたいです。
さらに今では、夫がナプキンを買ってきてくれるまでになりました! 買い物のついでに「そろそろなくなる? ついでに買って帰ろうか?」なんて連絡をくれることも。夫は「生理も風邪も同じように体調不良」と捉えてくれているようです。私としてはそう捉えてくれているほうがとても気がラクでした。
私は自分の体験を通して、友人や部下など、まわりの人がつらそうなときは手伝えるようになりたい! 自分の子どもが女の子でも男の子でも、生理について話し、自分や他人がつらいときには助けられるように教えていきたい!と思うようになりました。また、自分自身も快適な生理期間が送れるような環境づくりをしていきたいと思います。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
文:谷内眞紀子/女性・主婦
イラスト:すうみ
監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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