姉の結婚を祝福!しかし、夫が裏切り行為!?
半年前、姉が結婚することを知った日、私は本当に心から喜んだことを覚えています。 その夜、夫に姉の結婚式の話をすると返ってきたのは「俺はパス!」と予想外の言葉でした。
夫は「金がもったいない! 結婚式なんて興味ないし面倒だ!」と文句ばかり。終いには「結婚式は女の承認欲求のかたまり! 気持ち悪いお姫様ごっこにしか見えない」と笑い飛ばしたのです。私はただただ驚いて、言葉も出ませんでした。
後日、夫は「で、料理どうだった? 高い金払ってまで行く価値あったか?」とニヤニヤしながら聞いてきたのです。この発言に私は「……もう、限界かもしれない」と心のどこかで感じていました。 夫の言動はそれだけでは終わらず、自分の実家を優先する発言や、私の家族を見下すような態度が日常的に続いていたのです。 それでも私は、「夫婦だから」と自分に言い聞かせてきたのですが、限界はすぐそこに迫っていました。
義妹の結婚!ついに逆襲のとき
そして3年の月日が流れたころ、ついに、温めてきた計画を実行するタイミングがやってきたのです!
夫が「姉が結婚するんだ!」と嬉しそうに話しかけてきたのです。夫は「いや〜感慨深いよなぁ! 妹が結婚なんてさ〜」と感動に浸っていました。私は夫の言葉に呆れながら「で、私はどうすればいいの?」と聞きました。すると夫「は? 何って、出るに決まってるだろ? 嫁なんだから!」とものすごい勢いで迫ったきたのです。すかさず私は「……私はパスで♪」と答えました。まさかの返答に夫は「なに言ってんだよ!? 兄嫁が出ないなんてありえねぇから!」と言い放ったのです。それでも私は「忘れたの? 私の姉の結婚式に出席しなかったよね? そのまま返してるだけだけど?」と反論! さらに私は「ご祝儀もったいないし、ドレス買うのも無駄だし、面倒だし〜」と鼻歌交じりに夫に言われた言葉をそのまま言ってやりました!
私の怒りを後押ししたのは、これまでのモラハラ発言の数々にもありました。これまで夫は「生活費で勝手に何か買うなよ? 100円でも超えることがあれば相談しろ!」だの「お前みたいな無能な嫁、拾ってもらっただけ感謝しろよ!」と罵倒を繰り返してきたのです。
私は何度「これは離婚一択でしょ!?」と思ったことか……。ただ、今までさんざんこき使われて傷つけられてきた分、きっちりお返ししてやりたいという気持ちが湧いていました。
義妹の結婚式にひとりで出席した夫
そして本日、夫は義妹の結婚式にひとりで出席。私は両親と共に自宅で待機していました。すると玄関のインターホンが鳴り、怒りに燃えた顔の夫と義母が怒鳴り込んできました。
私の顔を見るなり「あなた! 一体どういうつもりなのよ!?」と大声を上げる義母。さらに「義妹の結婚式を欠席するなんて非常識すぎるのよ!」と怒鳴る義母に、私の母が「まずはご自分の息子さんを正すのが先でしょ?」と一刀両断。すると夫が「まだお前の姉さんの結婚式のこと根にもってたのかよ!」と言うのです! あまりにも自分勝手な夫の発言に私は「私はもう、あなたを夫として見ることができません」とハッキリ告げました。 すると夫は「はあ!? なに言ってんだよ、嫁ってのはなぁ夫に従うもんなんだよ!」と叫んだのです。
そこで私は、用意していた資料一式を手に、義母と夫の前に戻りました。「これまでの3年間、言われたこと、されたこと、全部記録してあります」 とテーブルの上にノートと録音データを並べました。すべてを知り顔面蒼白になる義母と気まずそうな夫。そんな2人に私は「私は決意しました。離婚します!」と告げました。夫は黙り込み、コクンと頷き離婚が成立!
私は、「我慢していれば何とかなる」と思っていた自分に、ようやく終止符を打つことができました。
◇ ◇ ◇
どれだけ我慢しても、理不尽な相手はつけあがるだけ。夫婦でも、尊重がなければ一緒にいてもつらいだけ。「我慢しすぎた」と気づいたときが、人生の立て直しどきかもしれません。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。