ブロッコリーの旨味たっぷりレシピ
イタリア・トスカーナ州ルッカのレストランで経験を積み、2008年には現地で料理修行とソムリエ資格も取得した、オリーブオイルソムリエとして知られる青池隆明さん。
そんな青池さんがご自身のYouTubeチャンネルで紹介していたのが、素材の味を活かした「ブロッコリーのオーブン焼き」。
食材をカットして味付けをしたら、その後はほとんどオーブンにおまかせなので楽ちん!味付けもシンプルで普段あまり洋食を作らないという方でも挑戦しやすいですよ。
青池隆明さんの「ブロッコリーのオーブン焼き」のレシピ
材料(3〜4人分)
・ブロッコリー…2房
・塩…ふたつまみ
・にんにく…2かけ
・ペコリーノチーズ(粉チーズ)…20g
・オリーブオイル…大さじ3+適量(仕上げ用)
・パン粉…適量
・こしょう…適量
・レモン…お好みで適量
最寄りのスーパーにペコリーノチーズの取り扱いがなかったため、今回はパルメザンチーズ(粉チーズ)で代用しました!
それでは作ってみましょう。
作り方①食材を切る
ブロッコリーを小房に切って、水気がある場合はキッチンペーパーなどで拭きます。
茎の部分は皮を厚めに落として、食べやすい大きさにスライスします。
にんにくを薄切りにし、芽があったら取り除くようにしてください。
作り方②ブロッコリーに味付けをする
オーブンの天板にクッキングシートを敷いて、先ほどのブロッコリーとにんにくを置きます。
このタイミングでオーブン(220℃)の予熱をスタートさせておくと、次の工程がスムーズですよ!
次に粉チーズ(10g)、塩、オリーブオイル(大さじ3)を全体にまぶします。そのまま天板の上で、サッと和えます。
クッキングシートがツルツルと滑るため、天板とクッキングシートの両方を抑えた状態で、トングを使うのがおすすめ。
最後にパン粉をたっぷりめに上から振りかけます。
作り方③オーブンで焼く
予熱しておいたオーブンで焼きます。
加熱時間は10〜15分が目安。使用するオーブンによってかなり焼き加減が変わるそうなので、様子を見ながら調整するようにしてくださいね。
10分くらいから様子を見るのがいいとのこと。茎の部分にスッと竹串が通るようになったらOKです!
青池さんは、220℃で15分、その後グリルモード5分で仕上げていました。
筆者のオーブンにはグリルモードがなかったため、220℃で17分加熱したら、ちょうどいい感じでした。
オーブンがない場合は、トースターでも代用可能だそう。焦げないようにアルミホイルを被せて焼くようにしてください。
作り方④盛り付ける
オーブンから取り出し、お皿に盛り付けたら、たっぷりのオリーブオイルと粉チーズ(10g)をかけたら完成です!
お好みでレモンを絞ってもいいとのことでした。
【実食】香ばしいブロッコリー料理
「ブロッコリーをただオーブンで焼いただけでおいしいの?」とちょっとだけ思っていましたが、驚くほどブロッコリーの旨味が凝縮されています。
噛めば噛むほど、ブロッコリーの甘みも感じられ、まさにごちそう!少し焦げている部分からは香ばしさが感じられ、絶妙なアクセントになっています。
そして粉チーズの塩味がいい仕事をしています。
ふんわりと香るオリーブオイルとにんにくもなくてはならない存在。ブロッコリーが様々な香りで優しく包み込まれ、旨味が引き出されている印象です。
しかし、味付けの段階で和える工程が不十分だったのか、少し味ムラを感じました。
個人的には天板で和えるのはやりにくかっため、ボウルで和えてから、天板に移すのがいいかもしれません。
途中でレモンを絞ると、一気に爽やかな味わいに。
ブロッコリーや粉チーズなどの深みのある味とさっぱりしたレモンの相性が抜群で、思わず食べる手がスピードアップしました。
時間をおいて、冷蔵保存したものも食べてみると、これがびっくり!
パン粉がしっとりとして、いろいろな食材の旨味を吸収しています。しかもそのパン粉がブロッコリーに絡んで旨味がより凝縮されていました。
ブロッコリーは茹でるだけではもったいない!
食材1つ1つの味が楽しめるシンプルな料理ですが、それぞれの相乗効果で奥深い味わいに。ブロッコリーが隠し持っている旨味に驚きました!
ブロッコリーはいつも茹でるだけになっているという方は、ぜひ挑戦してみてくださいね。
青池隆明さんのレシピはまだまだたくさん!
今回紹介した「ブロッコリーのオーブン焼き」以外にも、青池隆明さんのYouTubeチャンネル『Aosトラットリア〜オリーブオイルソムリエの鉄板レシピ』には食欲そそられるレシピがたくさん!
ぜひ見てみてくださいね。