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「新婦の顔をケーキに!」新郎の“サプライズ”に会場騒然⇒SNSに動画がアップされ…まさかの展開に

結婚を控え、私たちは同棲を始めました。楽しいはずの2人での生活ーーですが、なぜか私は日々、苦しさを感じるようになっています。なぜか彼がどんどん横暴になり、私への接し方もぞんざいに。「愛情表現の裏返し」なんて言うけれど、そんな“イジり”なんていりません。

結婚式の準備を進めている私たちですが、彼はまったく乗り気ではありません。友だちとの遊びや飲み会を優先し、ドレス選びにも嫌々ついてくる始末。

 

先日、彼の両親がわが家に泊まりに来ました。今度は私の親が来る予定があるので、同じように泊めようと提案したところ、「気を使うからダメ」と大反対されました。でも、それは私だって同じことなのに……。

 

同棲を始めて、まだ1カ月。なのに、日を追うごとにいざこざが増えている状況です。
「仲良くしよう」と彼は言いますが、そう思うのなら、まずは私を怒らせるような言動を控えてほしいです。

 

サプライズ大成功!?喜ぶ彼を見て私は…

そして、結婚式当日ーー。

「顔面ウェディングケーキ、最高だったな!」
「サプライズ大成功♪」

「一生の思い出になっただろう」ですって!? 冗談じゃありません! ファーストバイトのセレモニーで、私がケーキをスプーンですくおうとしたその瞬間、彼が私の顔をケーキに押し付けてきたのです! 顔だけでなく髪の毛までクリームまみれになり、何が起きたのか一瞬、理解できませんでした。

 

式場のシャワー室で必死に汚れを落としていると、「さあ、二次会に行くぞ~!」と浮かれた様子で彼がやって来ました。

「あの演出だけど…」
同棲してから、本当にいろいろあったので……。もう限界です。

 

「ただの悪ふざけだって!」

彼は「ウケた」と思っているようですが、笑っていたのは彼の悪友たちだけ。ほとんどの招待客は悲鳴をあげ、ドン引きしていました。

 

二次会も、彼とその友人たちが勝手に決めたもので、私はもともと乗り気ではありませんでした。私の友人たちもあまり気が進まない様子で……。こうなったら、二次会はボイコットです! 大切な友人を、危険な目にあわせるわけにはいきません!

 

 

参列者から聞いた“彼の本性”とは

式が終わったあと、私は気持ちを落ち着けながら、同棲してからの出来事をひとりで振り返っていました。そんな中、同情した参列者の方が連絡をくれたことで、私は彼の“裏の顔”を知ることになったのです。


その瞬間、彼への気持ちは完全に冷めきってしまいました。SNSに疎い私は知らなかったのですが、彼は私の悪口を次々と投稿していたそうです。飲み会では「結婚相手、間違えたかも」なんて言っていたとのこと。さらには、結婚前の「最後の思い出」と称して合コンに通っていたことも発覚しました。

 

ウェディングケーキの件も含めて精神的苦痛を感じた私は、彼に慰謝料を請求することにしました。うろたえた彼は「夫婦なんだから、こういうときこそ支え合おう」と言ってきましたが……ずいぶんと図々しいですよね。幸い、まだ入籍はしていません。「この人とは夫婦にならない」私は決意しました。

 

“サプライズ”が炎上に…彼の末路は

本当に、入籍する前に気づけて良かったと思います。まさか、夫になるはずだった人がこんな人物だったなんて……。私だけでなく両親もいまだに怒りが収まらず、「婚約破棄の慰謝料はきっちり支払わせる」と息巻いています。同じく怒っている義両親は「慰謝料はもちろん、結婚式にかかったお金はすべて息子に払わせるから心配しなくていい」と言ってくれました。

 

その後、彼から「もうSNSはやらない」「やり直してほしい」と謝罪の連絡がありました。でも、私にはもうやり直すつもりなんてありません。義両親の助けもあり、私は無事に彼と別れることができました。

 

あの“顔面ケーキ”の一部始終は彼の悪友によって動画でSNSにアップされ、プチ炎上。幸い私の顔にはモザイクがかかっていたため被害を受けずに済みましたが、彼にはモザイク処理がなかったようで……。動画がきっかけで、彼の悪行が周囲に知られることになり、仕事にも支障が出たと聞いています。

 

まさか結婚式がきっかけで、婚約破棄になるなんて思ってもみませんでした。けれど今は、夫婦になる前に彼の本当の姿を知ることができて良かったと心から思っています。

 

◇ ◇ ◇

 

SNS映えやウケ狙いの悪ふざけが、人の気持ちを踏みにじってしまうことも。相手への思いやりや誠実さが欠けた言動は、その場では笑いを取れたとしても、信頼や愛情を一瞬で失ってしまいますよね。本当に大切な人との関係こそ、“ふざけ”ではなく、“誠意”で築いていきたいですね。

 

【取材時期:2025年4月】

※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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    ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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